ちくま学芸文庫<br> インドの思想

個数:
電子版価格
¥990
  • 電子版あり

ちくま学芸文庫
インドの思想

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月25日 07時29分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 240p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480098726
  • NDC分類 126
  • Cコード C0110

出版社内容情報

多民族、多言語、多文化。これらを併存させるインドという国を作ってきた考え方とは。ヒンドゥー教や仏教等、主要な思想を案内する恰好の入門書。多民族、多言語、多文化。これらを併存させるインドという国を作ってきた考え方とは。ヒンドゥー教や仏教等、主要な思想を案内する恰好の入門書。

川崎 信定[カワサキ シンジョウ]
著・文・その他

内容説明

長い歴史と多数の異なった民族から成り、広大な地域の中で様々な伝統文化を併存させている国インド。日本人には想像もできないほど人々の考え方の振幅は大きいが、その精神的豊かさには瞠目すべきものがある。多様でありながらインドの底流をなす思考方法とは何か。本書では、国名「インド」の由来やインダス文明の興隆から説き起こし、ヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教、『マハーバーラタ』と『ラーマーヤナ』の二大叙事詩、論理学など、インドを特徴づける主要な思想のエッセンスを、仏教・インド哲学研究の泰斗が解説する。

目次

総論「インドの思想」
インダス文明とアーリア人のインド定住
ヴェーダの思想
ウパニシャッドの思想
唯物論・決定論・懐疑論―ブッダに先行する思想家たち
ジャイナ教の思想
ゴータマ・ブッダの仏教―初期仏教思想
アショーカ王の理想―人はなんの目的で生きるか?チャトル・ヴァルガ(四目的)とアーシュラマ(四住期)説
叙事詩の世界(1)―『マハーバーラタ』 『バガヴァッド・ギーター』のバクティ思想
叙事詩の世界(2)―『ラーマーヤナ』 最高神のアヴァターラ(化身)とクリシュナ伝説
大乗小乗の興起
哲学的思索の進化―サーンキヤ形而上学とヴァイシェーシカ自然哲学
論理学と言語分析―ニヤーヤ学派と仏教の論理学およびミーマーンサー学派の祭事哲学
ヨーガの思想と実践
ヴェーダーンタ思想とヒンドゥー教―近代インド思想への架け橋

著者等紹介

川崎信定[カワサキシンジョウ]
1935年千葉県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒。同大学院人文科学研究科印度哲学専門課程博士課程満期退学。文学博士。コロムビア大学中近東言語文化研究科、インド・バンダルカル研究所に留学。ニューヨーク州立大学フルブライト交換教授、筑波大学教授、オクスフォード大学招聘教授、放送大学客員教授、東洋大学教授を経て、筑波大学名誉教授。公益財団法人中村元東方学院講師。文化功労者。著訳書に『一切智思想の研究』(第84回日本学士院賞受賞)他がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

60
ヴェーダから六派哲学まで、インドにおける思想の流れを追った一冊。とはいえ膨大なインドの歴史を200頁余に詰め込んでいるため、紹介されているのはそれぞれのエッセンス。昔集中して読んだ身としてはやはり物足りなさを感じる部分もある。とはいえ元は放送大学の教科書だけだったあり、わかりやすさは一級品。今まで触れたことの無い人、これから学ぼうと思う人には自信をもってお勧めできる。普段思想関係では触れられない「ラーマ・ヤーナ」に言及されているのもポイントが高い。是非とも本書で悠久の歴史の一端に触れてほしいものである。2019/04/08

スズコ(梵我一如、一なる生命)

12
令和元年1冊目。最初のうちは、ふんふんと読んでいられるのですが、後ろになるにつれて難しかった〜。ラジャス、タマスなどの概念をちゃんと学ばずに、ギータを読んでなんとなく想像がつく、程度ではダメですね。神の詩版のギータを愛読していたけど、上村版の訳も読む必要があることを再確認致しました。ラーマーヤナもせっかく全巻あるのだから、ちゃんと読まねば!2019/05/03

イボンヌ

5
各項目を短く簡潔にまとめられている、という印象です。 とにかくインドは凄い、という事しか私には分かりません。2019/06/09

どみとる

3
『イモータル』で消化不良だったウパニシャッド哲学を少しでも紐解ければと購読。前5-6世紀から現代に至るまでに南北インドに勃興した思想をかいつまんで紹介してくれる。この本の役割は、読者がその中で興味を持った思想を深めるために次の本へ移る橋渡しをすることなんだろうな。この世の語彙では完全無欠の存在アートマンを表現できないので、否定表現を以てするしかないという思想は、古代インド人の人知を越えた存在への認識方法というか、畏怖の表し方を垣間見られる気がする。「然らず」という非在の状態はある種の畏れなんだろうから。2019/07/07

MELIA

3
積読になってる『インドの精神界』が難解過ぎて、もう少し前の段階の知識が欲しいと思い手に取った。巻末に原語対照索引があるのは有り難い。概要が記されてて分かりやすいとはいえ、私はバガヴァットギーターから六派哲学に入ったので、どうしてもヴァイシェーシカ学派が難しく思えて仕方ない。2019/03/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13326797
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品