ちくま学芸文庫<br> 古代の鉄と神々

個数:
電子版価格
¥1,210
  • 電子版あり

ちくま学芸文庫
古代の鉄と神々

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月19日 00時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480098702
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0121

出版社内容情報

弥生時代の稲作にはすでに鉄が使われていた! 原型を遺さないその鉄文化の痕跡を神話・祭祀に求め、古代史の謎を解き明かす。弥生時代の稲作にはすでに鉄が使われていた! 原型を遺さないその鉄文化の痕跡を神話・祭祀に求め、古代史の謎を解き明かす。解説 上垣外憲一

真弓 常忠[マユミ ツネタダ]
著・文・その他

内容説明

葦や茅の根の周辺では、鉄バクテリアの作用により褐鉄鉱の団塊が作られることがある。俗に「高師小僧」と呼ばれるこの団塊から、鉄を製錬する技術が弥生時代に存在した―。腐食しやすいために考古学的資料として姿を現さないその褐鉄鉱の痕跡を、著者は神話や祭祀のなかに見出していく。諏訪大社の御柱祭で曳行される柱は製鉄炉の押立柱に由来し、またイザナギ・イザナミの二神こそ古代の鉄文化(鐸=サナギ)を象徴する神であるという。大胆な推論により古代日本の謎に迫る名著、待望の復刊。

目次

はじめに―稲つくりと鉄
鉄穴の神
鈴と鐸
鉄輪と藤枝
銅鐸・銅剣・銅矛と産鉄地
倭鍛冶と韓鍛冶の神々
五十鈴川の鉄
紀ノ川と鉄
太陽の道と鉄
修験道と鉄
犬と狩
蛇と百足―鉄と銅
むすび―豊葦原の瑞穂国

著者等紹介

真弓常忠[マユミツネタダ]
大正12年、大阪市生まれ。旧制官立神宮皇學館大学に学び、住吉大社禰宜、皇學館大学教授を経て、八坂神社宮司、住吉大社宮司、現在、皇學館大学名誉教授、住吉大社名誉宮司、神社本庁教学顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ymazda1

5
前半は、低い温度でも製鉄は可能だがら日本の鉄器時代は、もっともっと遡れるけど、粗悪な鉄だったので現代まで痕跡が残っていないみたいな、欧米の超古代文明論っぽい内容・・・鉄の良否は温度云々ではなく、脱炭に代表される鋼としての元素組成のコントロールの問題だと思ったりしたのだけれど・・・そして、後半は、その裏付けとしての地名や人物名の語呂合せ・・・自然科学チック&人文科学チックな視点が織り交ぜられてはいるものの、どちらも、考えられる異論への反証が完全放置されているせいか、なんか、トンデモっぽい印象の本だった。。。

筑紫の國造

4
かなり面白かった。「祭祀学」の立場から各地の寺社の祭祀や縁起の中に「製鉄」につながる要素を探り出し、日本の古代文化に鉄が果たした重要な役割を解き明かしていく。これは文献史学や考古学ではなかなか解明できない部分だろう。著者は自然科学の力も借りながら、しっかり各地の神社や山野をフィールドワークし、自説の補強を展開してゆく。読んでいて、新しい視点が得られたと思う説得力がある。ただし、「鉄」の要素を重要視するあまり、やや自説に強引に附会している部分も見受けられる。考古学、古代史の成果と合わせて考えたい。2022/11/27

ももいろ☆モンゴリラン

3
神話に出てくるあの人もこの人も、あの場所もこの地名も全部「鉄」に纏わるものだった!? 巷間には有名な説なのかもしれませんが、神話と製鉄を絡めた視点が私にはすごく新鮮でした。そして思い出したように放映される金曜ロードショー「もののけ姫」。あれこそ古代の鉄と神々のお話ですよね。腐食してしまう鉄だからこそ物的証拠は残さなかったが、われらが子孫は鉄を名に負い、地に残し、尊いものとしていたんだねえ 本と読みながら「へええ」しか言ってない2018/11/10

io

1
すごくおもしろかった!鉄に由来する言葉・地名・名前が山ほど載ってて、へーへー言いながら読んだ。すずが成ってるの見てみたい。証拠が残らないというのが惜しい…。2019/02/09

甲斐祐貴

1
日本の神社祭祀は製鉄に関わる人々の信仰と密接に関わっているのだと考察されている。 イザナギ、イザナミと銅鐸との関わりなど、とても興味深かった。2018/09/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12897916
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品