ちくま学芸文庫<br> コミュニティ―安全と自由の戦場

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ちくま学芸文庫
コミュニティ―安全と自由の戦場

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480098252
  • NDC分類 361.7
  • Cコード C0136

出版社内容情報

グローバル化し個別化する世界のなかで、コミュニティはいかなる様相を呈しているか。安全をとるか、自由をとるか。代表的社会学者が根源から問う。

内容説明

グローバル化と個人化がたゆみなく進行する世界。そのなかでコミュニティは、いかなる様相を呈しているのであろうか。かつて人々は、各種のコミュニティを安定的な生活基盤としていた。いまやそれらは衰退し、人々は自分で自分の進路を選択しなければならなくなっている。「失われた楽園」に戻りたい、という願望は根強い。その際人々は、安全と自由を同時に手にすることはできないというディレンマに直面する―。原子化される世界。そのなかを彷徨する人々。この現代のディアスポラ(離散)を「社会学の巨人」が渾身の筆致で描き出す。

目次

序章 ようこそ、とらえどころのないコミュニティへ
第1章 タンタロスの苦悩
第2章 引き抜いて、植え付ける
第3章 撤退の時代―大転換第二段
第4章 成功者の離脱
第5章 コミュナリズムの二つの源泉
第6章 承認を受ける権利、再配分を受ける権利
第7章 多文化主義へ
第8章 はきだめ―ゲットー
第9章 多文化の共生か、人間性の共有か
終章 ケーキも食べればなくなる

著者等紹介

バウマン,ジグムント[バウマン,ジグムント] [Bauman,Zygmunt]
1925‐2017年。社会学者。ポーランド生まれ。ワルシャワ大学教授、テルアヴィヴ大学教授などを経て、71年英国リーズ大学教授。アマルフィ賞、アドルノ賞、アストゥリアス皇太子賞受賞

奥井智之[オクイトモユキ]
1958年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。亜細亜大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁冊

32
2001年初出。邦訳初出は08年。コミュニティは「温かい」場所であり、居心地がよく、快適な場所である(008頁)。コミュニティは、「自然」で「暗黙」のうちに成り立つような理解の共有を意味する(021頁)。自由のない安心は、奴隷制に等しい(さらに加えて、自由の注入されない安心は、結局はきわめて不安定な類の安心であることが判明する)(034頁)。戦争の真の目的は、コミュニティが保持してきた〔思考や行動の〕パターンや役割を設定する能力を解体し、個別性が剥き出しになった人間の一団を、労働に従事する2018/02/09

テツ

19
この世に存在する全てのコミュニティ。現代社会に生きているのなら大なり小なり関わらなくてはならないそれらについて。群れは安全安心をそこに属する個人に保証する。しかし代わりにそのコミュニティにより大なり小なり違いはあれども、個の自由というものは侵害される。当然といえば当然なこうした在り方を踏まえて、自分はどのようにコミュニティと関わっていくかということを個人個人が考えていくことは大切だよな。そう。安心安全と個の自由はトレードオフ。そこの割合をどのくらいにしていくかって永遠のテーマなのかもしれませんね。2020/05/06

isao_key

8
いったん壊れると、コミュニティは灰のなかから生き返るという不思議な力をもつ不死鳥とは異なって、二度と作り出すことはできないのだと述べる。またコミュニティは、結合することが容易であったのと同じく、分解することも容易でなければならない。柔軟であり続けなければならないことを強調する。解説で訳者がここ十数年間に日本の多くの大学で「国際」や「情報」という学部学科が作られたが、学生が高度な知識や技能を身につけても誰もがいい仕事につけるわけでなく、最早「国際化」「情報化」という合言葉も通用しなくなっていると指摘する。2019/05/07

なっぢ@断捨離実行中

8
新しい知見を得るところはなかったが、「暗い」現状認識を深める点でいい読書だった。この本には希望もなければ適切な処方箋も積極的な政策提言もない。ただひたすらに「暗い」現実だけが綴られている。バウマンにとってコミュニティはほとんどユートピアとイコールのようだ。格差問題を閑却した文化左翼への批判はその通りとしか言いようがなく、トランプ的なものを嫌悪し批判する側も文化左翼と同じ罠に堕ちてはいないか確認しておく必要がある。トランプとサンダースはコインの表裏ではあるが、再分配か承認かは偽の問題設定であることも。2017/12/13

ぷほは

7
東欧出身の社会学者がここまで影響力を持ったという、その事実からして大陸~アメリカ主導型だった社会学における20世紀後半以降の苦闘が透けて見える様だ。平易な英語と平易な文体、やや荒っぽい気もするが初学者には丁度よさそうな議論の概説、冒頭から用語の意味と使用慣習、ギリシャ神話から聖書という如何にもヨーロッパ知識人でございといった執筆ぶりも、或いは混迷する西洋社会における希望を欲する読者たちへのサービスなのかもしれない、などと邪推してしまう。無論、本書の「途中までは」そういった希望に対して冷や水をぶっかける。2021/04/11

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