出版社内容情報
このすれ違いは避けられない運命だった? 二人の思想の歩み、そして大激論の真相に、ウィーン学団の人間模様やヨーロッパの歴史的背景から迫る。
デヴィッド・エドモンズ[エドモンズ,デヴィッド]
ジョン・エーディナウ[エーディナウ,ジョン]
二木 麻里[フタキ マリ]
内容説明
1946年10月25日、ケンブリッジ大学のとある部屋でポパーとウィトゲンシュタインは初めて顔を合わせた。哲学が扱うべき問題は何か。このテーマをめぐって二人は激論を交わし、興奮のあまり火かき棒を手に殴り合ったという。哲学の“革命児”ウィトゲンシュタイン、対するは偉大な伝統に掉さすポパー。彼らのすれ違いは避けられない運命だったのか?二人の哲学的背景、そして複雑な時代状況を解きほぐしてみせた筆さばきは、「感嘆するほど明晰」と『タイム』紙によって絶賛された。BBCジャーナリストによる傑作ノンフィクション!
目次
「火かき棒事件」
くいちがう証言
ウィトゲンシュタインの魔力
魔法つかいの弟子たち
第三の男、バートランド・ラッセル
ケンブリッジ大学哲学科
ウィーンという都市
ウィトゲンシュタイン宮殿のコンサート
かつてユダヤ人として
ポパー、『わが闘争』を読む〔ほか〕
著者等紹介
エドモンズ,デヴィッド[エドモンズ,デヴィッド] [Edmonds,David]
BBCジャーナリスト
エーディナウ,ジョン[エーディナウ,ジョン] [Eidinow,John]
BBCジャーナリスト
二木麻里[フタキマリ]
1960年生まれ。上智大学外国語学部卒業。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。和光大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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