出版社内容情報
「おかしみ」の根底には何があるのか。主要4著作に続き、多くの読者に読みつがれてきた本著作の最新訳。主要著作との関連も俯瞰した充実の解説付。
アンリ・ベルクソン[ベルクソン,アンリ]
合田 正人[ゴウダ マサト]
平賀 裕貴[ヒラガ ヒロタカ]
内容説明
笑いは何を意味しているのか、それを引き起こす「可笑しさ」の正体とは何か。“笑う”という行為によって、身体や言語の強張りから生まれる“可笑しみ”を社会へと引き入れようとする運動のなかに、ベルクソンは生命の柔軟性を見た。三篇の論考から構成される本書は、四主著以上に多くの読者に読み継がれてきたと言える代表作でもあり、ベルクソン哲学全体と複雑に関連している。圧倒的に読みやすく訳しおろし、ベルクソン思想全体の見取り図の中で詳細に読み解く解説を付した、学芸文庫オリジナル。
目次
第1章 可笑しさ一般について―形の可笑しさと動きの可笑しさ 可笑しさの伝播力
第2章 状況の可笑しさと言葉の可笑しさ
第3章 性格の可笑しさ
著者等紹介
ベルクソン,アンリ[ベルクソン,アンリ] [Bergson,Henri]
1859‐1941年。パリ生まれ。旧来の認識論の限界を超えるべく実証主義の手法を採り入れ、すべてを持続の相の下に捉え直し、直観によってこそ生きた現実が把握されるとする独自の経験論を確立。1900‐21年コレージュ・ド・フランス教授。第一次大戦頃より政治的発言や活動も多く、1927年ノーベル文学賞を受賞
合田正人[ゴウダマサト]
1957年生まれ。明治大学教授。フランス思想史
平賀裕貴[ヒラガヒロタカ]
1983年生まれ。リヨン第三大学日本語講師を経て、立教大学大学院在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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