ちくま学芸文庫<br> アミオ訳 孫子(漢文・和訳完全対照版)

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ちくま学芸文庫
アミオ訳 孫子(漢文・和訳完全対照版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480097262
  • NDC分類 399.2
  • Cコード C0110

出版社内容情報

最強の兵法書『孫子』。この書を十八世紀ヨーロッパに紹介したアミオによる伝説の訳業がついに邦訳。その独創的解釈の全貌がいま蘇る。解説 伊藤大輔

内容説明

約2500年前に中国で書かれ、いまも世界中の名経営者・勝負師らに圧倒的な影響を及ぼす『孫子』。この古典的兵法書は、18世紀後半、イエズス会士アミオの手によりフランス語に翻訳され、初めてヨーロッパ諸国に紹介された。彼の訳業は独創的解釈がふんだんに施された驚くべきもので、かの軍事的天才ナポレオン・ボナパルトがこの書を愛読し、戦術を学んだという伝説さえ残されている―。本書は、この「アミオ版 孫子」の本邦初訳である。あわせて「孫子」漢語原文とその現代語訳を掲げ、アミオ訳と対照し解説することで、この伝説的戦略書の魅力と本質を浮き彫りにする。

目次

戦術の基礎(始計)
戦争の開始(作戦)
戦争以前に予見しておかなければならないこと(謀攻)
軍隊の形勢(軍形)
軍の指揮における巧妙さ(兵勢)
充実と空虚(虚実)
有利に進めるべき点(軍争)
九つの変化(九変)
軍がとるべき行動(行軍)
地形を知ること(地形)
九種の地(九地)
火を用いた戦法の概要(火攻)
紛争を利用し、また不和を生じさせる方法(用間)

著者等紹介

アミオ,ジャン‐ジョゼフ‐マリ[アミオ,ジャンジョゼフマリ] [Amiot,Jean‐Joseph‐Marie]
1718‐1793年。フランスのトゥーロンで、王室公証人の息子として生まれる。リヨンのイエズス会神学校で教育を受け、46年ブザンソンで助任司祭となる。その後、東アジア宣教団に選ばれ、49年に中国へと出発。マカオ、広州での短期滞在をへて、51年から死去までの40年以上を北京に滞在した。在華イエズス会士としてフランス本国やヨーロッパ各国との学術的交流を推し進め、「孫子」「呉子」「司馬法」「六韜」などを訳出した『中国兵法論』を、72年にフランス本国で刊行する

守屋淳[モリヤアツシ]
中国古典研究家

臼井真紀[ウスイマキ]
編集者・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

34
戦争は国家の重大事であって、国民の死、国家の存亡がかかっている。それゆえ、細心な検討を加えなければならない(029頁)。アミオ訳は更に、軍隊をうまく統制することに心を砕かないのは、われわれの最も大切なものを守り切れるか否かに対して、完全な無関心さを示してしまう(030頁)と付け加えている。戦争は、しょせん、だまし合いである(039頁)。戦争で国力が疲弊するのは、軍需物資を遠方まで輸送しなければならないからである(048頁)。戦争のしかたというのは、敵国を傷めつけないで降服させるのが上策(056頁)。2016/07/11

ねええちゃんvol.2

2
★★★ 孫子自体はしってたけど読むのは初めて。 漢文でも書かれてたから勉強になるかなーとおもったけど日本語訳で精いっぱいです(泣) 漢文に自信がある人には面白いかも。2016/06/09

まさ影

2
読みどころは、巻末の航空自衛官の伊藤大輔氏による「ナポレオン・ボナパルトは『孫子』を読んだのか?」という論考。2016/04/22

Yasuhisa Ogura

2
「ナポレオンは、孫子を読んだのか」という夢あふれる問題意識のもと、1772年に発行された最初のヨーロッパ言語訳(フランス語訳)をさらに日本語訳したものと、漢文からの日本語訳を比較しながら解説したもの。両者は、微妙に異なっている。多くの文献が、最初の問題意識に対して肯定的な回答をしてきた。夢のない結論だけど、巻末に掲載されている航空自衛官の伊藤氏による論考が、出典を詳細に検討した上で、明快な回答をしており、ひとまずこの論争には決着がつけられたと思う。2016/04/12

garyou

1
ナポレオンが「孫子」を読んでゐたらロシア遠征なんて費留だつてんで即やめてたらうよ、と思はないでもなかつたが、この訳で読んでたらわからないかも。といふか、「孫子」を読んでゐたとしても、人は費留とわかつてゐても戦つてしまふものなんだよなー、とも思ふ。アミオの訳はいまとなつてはダメな翻訳のお手本だが、なんとかわかるやうにしやうと努力したんだらうなあ。2016/07/20

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