出版社内容情報
座標は幾何と代数の世界をつなぐ重要な概念。数直線のおさらいから四次元の座標幾何までを、世界的数学者が丁寧に解説する。訳し下ろしの入門書。
内容説明
座標、それは幾何と代数をつなぐ数学の基本概念。そして座標を活用することは、数学だけでなく物理やコンピュータなど、さまざまな科学技術においても欠かせない。図形で表されることがらを式へ移し替えるのが「座標法」である。本書は数直線上の点の話から始まり、平面、3次元空間での座標の使い方を丁寧に解説。図形を数式で表す方法をマスターすれば、4次元空間で数学を展開することも簡単。世界的数学者の書いた、とびきりわかりやすい入門書。
目次
第1章 直線上の点の座標(数直線;数の絶対値;直線上の2点間の距離;線分を与えられた比に分割すること)
第2章 平面上の座標(座標平面;平面上の点の集合;平面上の点の距離;図形と方程式;平面上の直線;代数と幾何;直交座標系以外の座標系)
第3章 空間座標(座標軸と座標平面;空間図形;空間における平面;空間における直線;直線と平面の相対的位置)
第4章 4次元空間(4次元空間の幾何学;4次元立方体)
著者等紹介
ゲルファント,I.M.[ゲルファント,I.M.] [Gel’fand,I.M.]
1913‐2009年。ロシア帝国(現ウクライナ)オデッサ生まれ。1932年にモスクワ大学に入学しコルモゴロフに師事。関数解析、表現論をはじめ一つの分野にとどまらない多様な業績を挙げた。米国科学アカデミーやパリ科学アカデミー等の国外会員を務めたほか、京都賞など受賞多数
グラゴレヴァ,E.G.[グラゴレヴァ,E.G.] [Glagoleva,E.G.]
1926‐2015年。モスクワ生まれ
キリロフ,A.A.[キリロフ,A.A.] [Kirillov,A.A.]
1936年、モスクワ生まれ
坂本實[サカモトミノル]
1936年、高知県生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。専修大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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