出版社内容情報
「食」における禅の心とはなにか。道元が禅寺の食事係である典座の心構えを説いた一書を現代人の日常の視点で読み解き、禅の核心に迫る。解説 竹村牧男
内容説明
曹洞宗の開祖・道元は、留学先の宋で二人の老典座(禅寺の食事を調える役僧)に出遭い、日常のすべてが仏道修行であり、そこに本務と雑務の区別がないことを悟る。そして帰朝後、日本最初の禅道場を開創するに際し、他の清規(修行僧のための規範)に先駆けて、仏道から「食」を論じた『典座教訓』を著す。本書は、その原典・書き下ろし・現代語訳・解説から成る。著者は道元思想に寄り添いつつ、食事を作ることを通して、いのちの深みや禅心を説く。「食」に携わる人びと、ひいては「食」を享けるすべての人に、今、読まれるべき一冊である。
目次
1 道元禅師と『典座教訓』(禅僧道元はなぜ料理の本を書いたか―「まえがき」に代えて;著者道元禅師のこと;『典座教訓』という本について)
2 『典座教訓』を読む(六知事の一つ、典座;料理の専門家、典座;仏祖の遺訓;食材は自分のひとみだ;献立の決定 ほか)
3 原文・典座教訓



