ちくま学芸文庫<br> ベンヤミン・コレクション〈7〉“私”記から超“私”記へ

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ちくま学芸文庫
ベンヤミン・コレクション〈7〉“私”記から超“私”記へ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 654p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480095985
  • NDC分類 948
  • Cコード C0110

内容説明

青年運動での高揚と挫折、第一次世界大戦とその後の大インフレーションによる困窮、ナチスの台頭と亡命、そして第二次世界大戦という死への坂道―混迷と変転のなかで、ひとりの思考者の“私”が、もがきながら、超“私”的問題連関をリトマス試験紙として、位置測定と方向確認を繰り返し試み続ける、その足跡。数々の“私”記、対話篇、“教育”問題への言及、時代/政治/文学/科学/歴史をめぐる考察群。それらを、「“私”と超“私”の相克と相互浸透」という視点から読み解くときに浮かびあがってくる、批評家ベンヤミンの新たな相貌!新編・新訳アンソロジーの第7弾となる最終巻。

目次

“私”の位置
“私”記
対話篇
学校改革・教育
超“私”記

著者等紹介

ベンヤミン,ヴァルター[ベンヤミン,ヴァルター] [Benjamin,Walter]
1892(Berlin)~1940年(Port‐Bou)。20世紀ドイツの最も異彩を放つ思想家・批評家。きわめて緻密で繊細な文体をもつ卓越した文章家。青年運動の只中で思想形成期を迎え、ユダヤ神秘主義、観念論的弁証法、マルクス主義的歴史哲学等の影響を受ける。激動の時代状況とアクチュアルにまたラディカルに切り結びながら、同時に近代もしくはモデルネの原史(Urgeschichte)を見据え続けた。亡命行の途上でみずから命を絶った

浅井健二郎[アサイケンジロウ]
1945年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在、東京大学名誉教授。専攻、ドイツ文学

土合文夫[ドアイフミオ]
1950年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在、東京女子大学現代教養学部教授。専攻、ドイツ文学

久保哲司[クボテツジ]
1957年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在、一橋大学社会学研究科教授。専攻、ドイツ文学

内村博信[ウチムラヒロノブ]
1958年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。現在、千葉大学法政経学部教授。専攻、ドイツ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ラウリスタ~

10
ベンヤミン・コレクション、これにて完!とのこと、ちくま学芸文庫でほとんど全集しちゃったよ、てへっ。すごいな。この第7巻では、自らの著作から「私」を排除したことで、良いドイツ語を書けるようになったと自負するベンヤミンが自分について語っているところを中心に、よくわからない文章を含めごった煮。プラトンの対話篇を真似た習作が意外に秀逸なことを言っていて驚く。というか、やはりベンヤミンの知的背景はやっぱり世紀末だね、良く読んでる。ドイツ文学に関するところはほぼ流し読み。2014/09/01

Historian

4
〈ちくま学芸文庫〉のベンヤミン・コレクション第7巻で完結。一番最後に「歴史の概念について」の異稿断片集があり、これが思索をいざなう。「過去をありありと思い浮かべることのもつ偽りの生々しさ‥‥。」「歴史家とは後ろ向きの予言者なのだ。」「過去が現在と一緒になってひとつの状況布置をつくりだす。」 手に取りやすい形で7巻本を編訳・刊行してくれた浅井先生、そして筑摩書房、ありがとう!2014/07/21

呑芙庵

2
コレクション7巻、完結させた訳者たちに大感謝である。2017/11/21

roughfractus02

1
Es gescheht=それは起こる。主語に厳密なドイツ語にも人間に把捉不能な事態を表す言葉がある。es gibt(=それが与える)から存在の哲学を構想する同時代人ハイデガーは認識論の暴走に哲学の危機を感じた。著者にとって危機は歴史だ。Historieなる外来起源の語は人間精神からの歴史であり、物語が直線的時間に沿って展開する特質をメディアがプロパガンダに利用する時代を彼は生きた。「私」を極力主語にしない流儀を貫く著者は、出来事の歴史(Geschichite)を主体とし、瞬間ごとの私をそれに出会わせる。2017/02/14

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