出版社内容情報
仏像は観賞の対象ではない。仏教の真理を知らしめてくれる善知識なのである。浄土宗学僧のトップが若き日に出遇い、修行の助けとした四十四体の仏像を紹介。
内容説明
仏像は観賞の対象ではなく、信仰の対象である。しかしその美しさゆえ、向き合う際には、信仰という最も基本的な部分が抜け落ちてしまいがちになる。それでは何度見ても仏像の真の姿を理解することはできない。本書では如来、菩薩、天部、明王、童子、羅漢、高僧、石仏それぞれの仏像の持つ意味をよく伝える写真を収録し、その背後にある仏教思想を平易な言葉で解説する。法隆寺・百済観音像や広隆寺・弥勒菩薩像といったよく知られる仏像の他、今はなき地蔵院・阿〓(しゅく)如来像や法然の一周忌に弟子・源智が造立したことが近年判明した阿弥陀如来像等、東西四十四体の仏像を紹介。巻末に交通案内を付す。
目次
仏像の中の真実の仏(福島 願成寺)
みかえりの阿弥陀さま(京都 禅林寺)
差別なきみ仏「九体仏」(京都 浄瑠璃寺)
語りかけるみ仏(鎌倉 浄光明寺)
愚かさを気づかせてくれた仏像(横須賀 浄楽寺)
任せきれる忘却の精神(奈良 法隆寺)
悩める夢をいやすみ仏(奈良 法隆寺)
暗闇を照し続ける菩薩(奈良 薬師寺)
報恩謝徳の仏(浄土宗)
永遠を凝視する変化の仏(大阪 葛井寺)〔ほか〕
著者等紹介
石上善應[イシガミゼンノウ]
1929年小樽市生まれ。1956年大正大学大学院文学研究科仏教学修士課程修了。大正大学教授、韓国東國大學校碩座教授を経て、大正大学名誉教授、淑徳短期大学学長、浄土宗勧学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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