出版社内容情報
建国から南北戦争、大恐慌と二度の大戦をへて現代まで。アメリカの歴史は常に憲法を通じ形づくられてきた。この国の底力の源泉へと迫る壮大な通史!
内容説明
建国から二百数十年、自由と民主主義の理念を体現し、唯一の超大国として世界に関与しつづけるアメリカ合衆国。その歴史をひもとくと、各時代の危機を常に「憲法問題」として乗り越えてきた、この国の特異性が見て取れる。憲法という視点を抜きに、アメリカの真の姿を理解するのは難しい。建国当初の連邦と州の権限争い、南北戦争と奴隷解放、二度の世界大戦、大恐慌とニューディール、冷戦と言論の自由、公民権運動―。アメリカは、最高裁の判決を通じて、こうした困難にどう対峙してきたのか。その歩みを、憲法を糸口にしてあざやかに物語る。第6回読売・吉野作造賞受賞作の完全版!
目次
アメリカ合衆国憲法の誕生
憲法批准と『ザ・フェデラリスト』
憲法を解釈するのはだれか
マーシャル判事と連邦の優越
チェロキー族事件と涙の道
黒人奴隷とアメリカ憲法
奴隷問題の変質と南北対立
合衆国の拡大と奴隷制度
ドレッド・スコット事件
南北戦争への序曲〔ほか〕
著者等紹介
阿川尚之[アガワナオユキ]
1951年生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科中退、米国ジョージタウン大学スクール・オブ・フォーリン・サーヴィス、ならびにロースクール卒業。ソニー、日米の法律事務所を経て、1999年から慶應義塾大学総合政策学部教授、2002年から2005年まで在アメリカ合衆国日本国大使館公使。『憲法で読むアメリカ史』で2005年度読売・吉野作造賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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