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ちくま学芸文庫
ニーチェを知る事典―その深淵と多面的世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 778p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480095282
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0110

出版社内容情報

50人以上の錚々たる執筆者による「読むニーチェ事典」。彼の思想の深淵と多面的世界を様々な角度から描き出す。巻末に読書案内(清水真木)を増補。

内容説明

哲学史の巨人ニーチェ。魅力的だが断片的な言葉の表層からは、なかなかその思想にたどりつくことはできない。ニーチェがその著書・箴言で言おうとしたことの本質とはいったい何なのだろうか。本書は、生い立ち、交友、影響を受けた思想。キー概念から掘り下げるその哲学の根本問題、さまざまなニーチェ解釈、フーコー、ドウルーズに至る現代思想への影響などを、各分野の第一人者が解説。ニーチェの思想の深淵と多面的世界を、50人以上の錚々たる執筆陣が描き出した、いわば「読む事典」である。文庫化にあたり、新しい視点からのユニークな読書案内(清水真木)を増補。

目次

1 ニーチェの生涯と思想形成の軌跡(生涯の歩み;対人関係 ほか)
2 ニーチェの精神史的系譜(総論;精神的親縁者 ほか)
3 ニーチェ哲学の根本問題(中心的思想;諸学の中におけるニーチェ ほか)
4 ニーチェの影響(ニーチェ評価の変遷―受容と批判の間で;さまざまなニーチェ解釈と影響)

著者等紹介

渡邊二郎[ワタナベジロウ]
昭和6‐平成20年。東京大学文学部哲学科卒業。同大学文学博士。東京大学文学部教授、放送大学教授等を歴任。実存主義、解釈学、フッサール、ハイデッガー等について著書多数

西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10年生まれ。東京大学文学部独文学科卒業。同大学文学修士、文学博士。電気通信大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nappa

0
ニーチェ研究の参考にさせてもらった。テーマごとに書く人が分かれているが、著者によって見解が違っていてそこがおもしろかった。1冊の本としてみたらデメリットなのかもしれないが・・・

student_d

0
1テーマにつき10ページ程度の文章で、様々な著者の見解が述べられている。一冊の中に入門書的な楽しめる部分と難しい部分が混在しているように感じた。伝記的な内容から、概念の解説、彼が後世に与えた影響まである。ある程度、ニーチェの著作、彼に関する本を読んでいることが必要となりそう。そういう意味では、一番末尾にある「読書案内」をまず読むのもいいかもしれない。西尾幹二氏の文庫版のまえがきがすごく印象に残っている。700ページを超える大冊だけあって、この本が長く感じた。自分のニーチェの理解を深める一冊にしたいと思う。2014/09/07

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