出版社内容情報
50人以上の錚々たる執筆者による「読むニーチェ事典」。彼の思想の深淵と多面的世界を様々な角度から描き出す。巻末に読書案内(清水真木)を増補。
内容説明
哲学史の巨人ニーチェ。魅力的だが断片的な言葉の表層からは、なかなかその思想にたどりつくことはできない。ニーチェがその著書・箴言で言おうとしたことの本質とはいったい何なのだろうか。本書は、生い立ち、交友、影響を受けた思想。キー概念から掘り下げるその哲学の根本問題、さまざまなニーチェ解釈、フーコー、ドウルーズに至る現代思想への影響などを、各分野の第一人者が解説。ニーチェの思想の深淵と多面的世界を、50人以上の錚々たる執筆陣が描き出した、いわば「読む事典」である。文庫化にあたり、新しい視点からのユニークな読書案内(清水真木)を増補。
目次
1 ニーチェの生涯と思想形成の軌跡(生涯の歩み;対人関係 ほか)
2 ニーチェの精神史的系譜(総論;精神的親縁者 ほか)
3 ニーチェ哲学の根本問題(中心的思想;諸学の中におけるニーチェ ほか)
4 ニーチェの影響(ニーチェ評価の変遷―受容と批判の間で;さまざまなニーチェ解釈と影響)
著者等紹介
渡邊二郎[ワタナベジロウ]
昭和6‐平成20年。東京大学文学部哲学科卒業。同大学文学博士。東京大学文学部教授、放送大学教授等を歴任。実存主義、解釈学、フッサール、ハイデッガー等について著書多数
西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10年生まれ。東京大学文学部独文学科卒業。同大学文学修士、文学博士。電気通信大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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