ちくま学芸文庫<br> 飛行機物語―航空技術の歴史

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ちくま学芸文庫
飛行機物語―航空技術の歴史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 311p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480094988
  • NDC分類 538.02
  • Cコード C0153

出版社内容情報

なぜ金属製の重い機体が自由に空を飛べるのか? その工学と技術を、リリエンタール、ライト兄弟などのエピソードをまじえ歴史的にひもとく。

内容説明

400トンの金属のかたまりが時速1000キロで自由に空を飛ぶ!想像を絶する出来事だ。どのようにしたら重いものも飛べるのか。その謎を探る長い歴史の後、100年ほど前に、空を飛ぶ夢は飛行機に結晶した。本書では、揚力の探求の話題を手始めに、エンジンの原理と歴史、プロペラや翼の理論など、飛行機の要となる工学と技術を、ベルヌーイ、ケイリー卿、リリエンタール、ライト兄弟などのエピソードをまじえながら歴史的にひもとく。さまざまな分野の技術が飛行機に適用されていくさまは、技術者のロマンがひしひしと感じられる。後半では飛行機開発の社会的背景にも触れられる。工学一般に関心のある学生・技術者に格好の航空技術の入門書。

目次

1 揚力はなぜ発生するのか
2 リリエンタールからライト兄弟へ
3 エンジンはどのように開発されたか
4 プロペラはなぜ推力を発生するのか
5 翼理論が誕生するまで
6 金属の機体が誕生するまで
7 ジェット・エンジンが誕生するまで
8 ジェット旅客機が開発されるまで

著者等紹介

鈴木真二[スズキシンジ]
1953年、岐阜県生まれ。東京大学工学部卒業。同大学大学院修士課程修了。豊田中央研究所を経て86年東京大学助教授。96年より同大学教授となり現在に至る。専攻は航空宇宙工学。飛行力学、飛行制御、航空イノベーションなどの教育と研究にたずさわる。日本航空宇宙学会会長、国際航空科学連盟(ICAS)理事なども歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

54
驚くべきことに、ライト兄弟の初飛行は、風洞実験や物理計算も行ったすえの、周到な準備の結果だった。リリエンタールもエンジン機への移行を考えていた。産業革命や科学の発達と、飛行機の実現に向けた積み重ねが、みごとに並行していることに気がつく。また、流体力学の方程式が数値計算以外では解けないため、今も風洞実験や職人技が生きている世界なのだという。多くの人々が登場するが、なぜこの人が、と思える意外な人物がかかわっていることに、さらに驚かされる。さて1935年のクリスティ作品「雲をつかむ死」の機種は何だったのだろう?2023/07/03

無重力蜜柑

11
難しかった。ニュートンに端を発する流体力学から、蒸気機関やピストンエンジン、ターボジェット、そして機体の材料や形態などまで含んだ総合的な「飛行機」の歴史。なのだが、数式や見慣れない力学の用語が多く読むのに苦労した。やはりこの辺りはしっかり理数系の素養を身につけないと厳しいのか。純粋に数学的な議論の上で発展した流体力学が長らく応用には役に立たず、職人や発明家の試行錯誤と地道な工学的なデータ収集から黎明時代の幕が開いたのが面白い。力学的な話が30年代辺りから後景に退くのも印象的。2022/07/21

モリータ

6
わかりやすくてよかった。東大の先生が「航空情報」に書いてたということと酣燈社の本を参考文献にしていいということも収穫。2013/12/30

Hiroshi

4
時速800キロで飛ぶ400tのジャンボジェット機。この金属の塊が空を飛ぶことを説明する本。ベルヌーイの定理により流体中の速度が増加すると圧力が下がり、翼上方に揚力が発生する。ケイリー卿は実験により固定翼と推進力で揚力が得られることを示し、人が羽ばたかなくても空を飛べることを立証した。リリエンタールのグライダーで人間の初飛行へ。内燃機関の発明でライト兄弟の偉業へ。その後も翼理論の誕生・ジェットエンジン開発・金属疲労の克服等を通し安全な旅客機の誕生となった。ライト兄弟が風洞実験を行っていたことにビックリした。2014/07/19

黒川 蘭

3
極超良書。航空機の歴史の一般知識として読むのも良いですし、また、航空機分野の基礎的知識として学ぶのにも優れた書籍です。鈴木真二氏の本はお薦め!2013/11/13

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