ちくま学芸文庫<br> 万葉の秀歌

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ちくま学芸文庫
万葉の秀歌

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  • サイズ 文庫判/ページ数 542p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480094575
  • NDC分類 911.124
  • Cコード C0192

出版社内容情報

万葉研究の第一人者が、珠玉の名歌を精選。宮廷の貴族から防人まで、あらゆる地域・階層の万葉人の心に寄り添いながら、味わい深く解説する。

内容説明

宮廷の貴族が、秘めた愛や篤き友情を詠み交わした「相聞歌」。防人が異国の地で望郷の想いをうたった「防人歌」。農民が戯れに紡いだユーモアあふれる「東歌」。古えの日本の心を豊かに伝えてきた『万葉集』全4500余首より珠玉の252首をセレクト。万葉研究の第一人者があらゆる地域、階層の万葉人の心に寄り添い、歌に隠された数々のドラマや四季折々の日本の風景に想いを馳せながら、丁寧に味わい、深く読み解く。巻一から二十まで順を追って辿り、それぞれの巻の歴史的背景や、用語などの基礎知識を学びつつ鑑賞できる『万葉集』解説の決定版。

目次

籠もよ/み籠持ち(雄略天皇)
大和には/群山あれど(舒明天皇)
やすみしし/わご大君の(間人老)
たまきはる宇智の大野に(同)
秋の野のみ草刈り葺き(額田王)
熟田津に船乗りせむと(同)
冬ごもり/春さり来れば(同)
あかねさす紫野行き(同)
紫草のにほへる妹を(天武天皇)
春過ぎて夏来るらし(持統天皇)〔ほか〕

著者等紹介

中西進[ナカニシススム]
1929年生まれ。文化功労者。『万葉集』など古代文学の比較研究を主に、日本文化の研究・評論活動で知られ、日本学士院賞、読売文学賞、大佛次郎賞、菊池寛賞などを受賞。日本学術会議会員、日本比較文学会会長、東アジア比較文化国際会議会長、プリンストン大学客員教授、筑波大学教授、国際日本文化研究センター教授、大阪女子大学学長、京都市立芸術大学学長などを歴任。現在高志の国文学館長、堺市博物館長、奈良県立万葉文化館名誉館長ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しゅてふぁん

46
中西氏の解説を読むとさほど注目していなかった歌でもその情景が輝いて見えて素敵だなと思える。こうやって巻ごとに読んでいくと、やはり初期の歌が好きだなと改めて思った。特に初期万葉の古めかしい言い回しには心を鷲掴みにされる。これまでは苦手意識もあった長歌だったけれど、家持の長歌は結構好きかも。古の時代の戦はことばの戦、歌やことばに巧みな者が戦にも長じていたこともあって、大伴氏は‘ことばの家柄=武門’ということらしい。ことばの力は偉大だ。2018/09/26

Koichiro Minematsu

26
万葉人は愛に溢れている、優しさが極まりない、それでいて人間的。筆者の中西先生の注釈が手助けになり、万葉人との対話を感じれたことが、心地よい。巻十六は「愚の歌」とあるが、最近ある事件で実母を「愚母」と書き込んでいたニュースを思い出したが、「愚」とは人間的ということであり、見下す使い方をするものではないとも知った。万葉集は人のあり方も教えてくれる。うん、心地よい。2019/06/07

まっちけん

7
「令和」を選定した一人と目され、一躍時の人になった中西さん。万葉集が好きで好きで仕方ないことが伝わってくる(文学者の「鑑賞」の態度について綴ったあとがきが最高)。ただ、分厚いとはいえ文庫1冊で、そこまで注釈や訳には紙幅を割いていないので、入門書としてはおすすめできないかな。見出し数252首、言及含むと523首。それでもまだ1割ちょっとだ。次は講談社文庫の全訳注を片手に、再読かなぁ。4500首読破をライフワークにしたいけど、鑑賞も注釈も、中西さんについていこうと決めたのであります。2020/08/02

ヤベ

4
2年前に一通り目を通して正直内容を殆ど理解できなかった万葉集の和歌たちをしっかり味わいたく、解説本に和歌の読み方を教えてもらおうと買った。この本では、歌の意味が句ごとに分けて解説されており、その文体表現も精緻、正確かつ詩的だから、読者は和歌の歌う意味や景色を鮮やかに芸術的に脳裏に呼び起こすことができる。この本を頼りにもう一度万葉集に挑もうと思う。2022/03/03

れいまん

3
万葉集の第一人者による、セレクションと解説はさすがに秀逸!万葉の世界に浸るには更なる読み込みが必要だが、そもそも万葉集とは、万葉集を読むとはという深い読み解きが有るので正確性が有る。再読必須2022/03/27

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