出版社内容情報
空前の映像作品「映画史Histoire(s) du cinema」のルーツがここに! 一九七八年に行われた連続講義の記録を全一冊で文庫化。
内容説明
「私は映画の歴史を、単に年代的なやり方で語るのではなく、むしろ、いくらか考古学的ないしは生物学的なやり方で語ろうと考えていました…私に興味があるのは、まさに、自分がかつてつくったものを見ること、そしてとりわけ、自分がかつてつくった何本かの映画を利用することなのです。」映画史上の名画と自身の旧作を上映しつつ個人史を自由に語るというユニークなこの連続講義は、空前の映像作品―『映画史』Histoire(s) du cin´emaへと結実する。語りを超えて映像と音からつくられる“真の”映画史は、ここから生まれた。
目次
私は今、自分自身のために…
この映画を見て私がびっくりするのは…
この映画はあまりに遠く離れています…
この映画は、ひとから注文され…
われわれがここでしていることの唯一の利点は…
ベルイマンをとりあげるつもりではいたのですが…
この映画は、アメリカの探偵小説の作家…
セルジュ・ロジックが私に…
すでに何度か言ったことですが…
今朝この映画を映写したのは…〔ほか〕
著者等紹介
ゴダール,ジャン=リュック[ゴダール,ジャンリュック][Godard,Jean‐Luc]
1930年、パリに生まれる。長編映画のデビュー作『勝手にしやがれ』でベルリン国際映画祭銀熊賞受賞。『気狂いピエロ』『アルファヴィル』等を発表し、「ヌーヴェル・ヴァーグの旗手」として一躍有名になる。カナダでの連続講義を契機に、1980年代から『映画史』(Histoire(s) du cin´ema)製作に取り掛かり、1998年に完成。2000年に日本で劇場公開されたときには大きな話題を呼んだ
奥村昭夫[オクムラテルオ]
1943‐2011年。東京大学文学部仏文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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