ちくま学芸文庫<br> 身ぶりと言葉

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身ぶりと言葉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 680p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480094308
  • NDC分類 469
  • Cコード C0120

出版社内容情報

先史学・社会文化人類学の泰斗の代表作。人の生物学的進化、人類学的発展、大脳の発達、言語の文化的機能を壮大なスケールで描いた大著。

内容説明

人類の進化の本質とは、突き詰めてみれば何なのか。本書は人間を動物から区別する二つのもの「身ぶり」と「言葉」から、この大きな問いに迫ってゆく。ここで言う「身ぶり」とはたんなるしぐさに留まらない。技術を含む文化的行動様式いっさいを含んでいる。二足歩行によって頭蓋と手足を発達させた人類が、いかにして「知性」を育み、記憶を外部のアーカイブに託していったのか。その後の文明的価値観に大きな変更をもたらした新たな「欠乏と制御」とは。壮大なパースペクティヴのもと、人の進化に理論的かつ実証的に迫った、スリリングな大著。

目次

第1部 技術と言語の世界―手と顔が自由になるまで(人間像;脳髄と手;原人と旧人 ほか)
第2部 記憶と技術の世界―記憶とリズムその1(記憶の解放;身ぶりとプログラム;ひろがる記憶)
第3部 民族の表象―記憶とリズムその2(表象の古生物学への序説;価値とリズムの身体的な根拠;機能の美学(感性論) ほか)

著者等紹介

ルロワ=グーラン,アンドレ[ルロワグーラン,アンドレ][Leroi‐Gourhan,Andr´e]
1911‐86年。20世紀フランスを代表する先史学者・社会文化人類学者。第二次世界大戦前には日本でアイヌ民族などの調査に従事。戦後はパリ国立自然史博物館教授などを経て、69年、コレージュ・ド・フランス先史学講座教授に就任、多彩な研究に取り組み厖大な著作を発表した

荒木亨[アラキトオル]
1931‐2009年。フランス文学者。ソルボンヌ大学卒。元国際基督教大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

またの名

14
地味な書名と鈍行のように進む第1部が退屈に見えるも、人間の道具に限らず様々な生物が機械装置として作動すると語る第2部で議論はヤバくなる。人が屋根の下に引きこもれば亀になりハサミをもてば蟹になり騎士が馬になる諸機械の接続の観点から見れば、動物もまた非生物的機械と同じく環境とともに作動する動物機械だという説は、ドゥルーズとガタリのネタ元。生物の進化から始まり言語の発生、各地域に起きたおフランス思想で言うエクリチュール体系の発達、社会の組織化やリズムとコードによる統御、電子技術の将来まで論じ尽くす欲張りな研究。2018/04/15

ラウリスタ~

11
読むのにかなり時間がかかった。たしかに700ページに迫ろうかともいう分量もその原因なんだけれども、それ以上に、ルロワ=グーランの書き方かな。細分化して読むと、それぞれは全く易しく書いてある。しかしながら、全体として読むと、やや冗長なところがあったり、ぽんぽん飛躍したりと、引力のない文章。とはいえ、たぶん結構重要なことが書かれているのだろう。頭蓋骨の構造の変化が猿と人間との根本的な違いを生んでいる話など面白い。脳容量が限界に達すると、おでこ方面に進出し、それも済むとしゃあないので、外部に任せる、それが文書2013/10/04

roughfractus02

4
本書は情報伝達の面から記憶を3つに分類する。遺伝的プログラムである生得的記憶、言葉や文字による言語的記憶、道具や技術による技術的記憶だ。四足から二足への進化の歴史がこれらの記憶から成るヒト科の生物の増殖を可能にする。著者は、頭蓋骨の制限にかかわらず二足歩行で脳容量が増した点に注目し、手と顔の自由度を増した人類は、自然のリズムや時空をパターンとして構造化する把握の仕方を学び、それらを語るに留まらず文字によるアーカイブや外部デバイスとしての道具を作って、欠如を制御しつつ不可視のものへの価値を創造したと捉える。2017/08/22

月世界旅行したい

4
良い本。2014/12/12

中年サラリーマン

4
後半になるほど前半とのつながりが分かり面白くなるが、初読での前半部分はつまらん。ということで再読すると面白い本だと思います。2013/05/02

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