ちくま学芸文庫<br> 広告都市・東京―その誕生と死 (増補)

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ちくま学芸文庫
広告都市・東京―その誕生と死 (増補)

  • 北田 暁大【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 筑摩書房(2011/07発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 236p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480093820
  • NDC分類 674
  • Cコード C0163

内容説明

「私を見よ!」と主張することなく、自らを不可視化して「見ずにはいられない」世界の枠組みを巧みにつくりあげてきた80年代広告戦略。パルコを中心に渋谷を演出した西武の展開や、資本という「リアル」を隠蔽したディズニーランド等の構図に見られるように、それは街全体を“広告”と化すことにより、消費社会を駆動させてきた。この戦略が崩壊するとき、我々の身体には、アイデンティティには何が起こるのか。“広告‐メディア‐消費社会”のトライアングルの変遷は何をもたらすのか。現在の社会状況の変化に鋭い問いを投げかける補遺つき。

目次

第1章 『トゥルーマン・ショー』の広告論(『トゥルーマン・ショー』の世界;資本というリアル ほか)
第2章 “八〇年代”渋谷の神話と構造(都市の発見;都市の記号論/記号論の都市 ほか)
第3章 広告=都市の死(“ポスト八〇年代”の渋谷;「脱出後」のトゥルーマン ほか)
結 広告化せよ!そして広告にあらがえ
補遺 あるいは続篇のためのノート―終わりなき日常の憂鬱(三〇年代ブーム再考;『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』 ほか)

著者等紹介

北田暁大[キタダアキヒロ]
1971年生まれ。東京大学大学院情報学環准教授。社会学、メディア論。博士(社会情報学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kthyk

17
「トゥルーマンショー」はスタジオセットされたシーヘブンと言う虚構の街のテレビドラマ。虚構に気づいたトゥルーマンは街からの脱出を図る。衆人環視に晒されるシーヘブンは日常の広告の本質を再現。生活空間は人為的に操作されている。広告か広告でないか判然としない情報の渦。広告を除いたら何が残るのかという都市風景。90年代以降、現実空間表象とサイバースペースのねじれが日常の現実。日常はNET情報のザッピング。いや現実の都市空間のほうがCF化している。都市はケータイ・コミニュケーションのための道具であり、素材にすぎない。2021/09/16

サイバーパンツ

14
広告、メディア、受け手の三つが複雑に絡み合い、消費社会における都市の位置を変容させていく様を描いた社会学的メディア都市論。広告はメディア環境の変化に上手く適応し、〈八〇年代〉には、幽霊のように都市へと溶け込んでいった。が、メディアとしての都市のあり方が変質した後、広告は依存先を失い、現在はケータイの登場もあってか、つながりの社会性へ耽溺するようになった……。つながりの社会性への持って行き方は強引に思えたが、北田暁大の教科書的なものなら仕方ないかな。補遺はオトナ帝国と終わりなき日常。これはかなり面白かった。2016/06/25

nrk_baby

6
久しぶりに社会学系の本を読んだ気がする。特に消費社会論は興味がある分野だし、面白かった。2014/01/05

donut

5
映画トゥルーマン・ショーの世界と80年代渋谷を比較しながら、幽霊化した広告により、閉ざされた記号システムとしての都市空間が成立する様を分析し、さらに現代では、そういったシステムが携帯の普及等によって瓦解し始め、メディア寄生的な広告が幽霊化に代わる新たな存在形態を模索している段階にあることを指摘する。「見られているかもしれない」というパノプティコン的な不安から「見られていないかもしれない」という不安への転倒が起こったという見方が興味深い。広告の特質について学べた。渋谷を知ってたらもっと楽しく読めただろう。2019/03/07

oooともろー

3
80年代の渋谷。懐かしい。当時その空間にいた時は何も意識しなかった。第3章はスマホ全盛の現代でもそのまま通用する内容。2021/09/24

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