出版社内容情報
「大数の法則」を押さえれば、情報理論はよくわかる! シャノン流の情報理論から情報幾何学の基礎まで、本質を明快に解説した入門書。
内容説明
クロード・シャノンが記念碑的論文「通信の数学的理論」を発表したのは1948年のことだった。それから60余年―今では情報理論は情報通信のみならず、生命科学や脳科学、社会科学など幅広い分野に応用されるようになっている。情報理論は高度な数学を用いているが、“大数の法則”をおさえることでその本質がすっきりと見えてくる。シャノンのアイディアから情報幾何学の基礎までを、初学者にもわかるよう明快に解説、情報理論の考え方と仕組みを直観的に理解するための、第一人者の手による入門書。
目次
第1章 情報の数量的認識(情報量とエントロピー;情報源)
第2章 雑音のない通話路による情報伝送(雑音のない離散通話路;符号化による冗長度の除去)
第3章 雑音のある通話路での情報伝送(雑音のある離散通話路の容量;誤り訂正符号)
第4章 連続情報と信号空間(連続信号のエントロピー;信号空間の構成;連続通話路;信号空間の情報幾何学)
第5章 信号空間の写像と通信系の理論(通信系の構造;連続通信系の理論)
著者等紹介
甘利俊一[アマリシュンイチ]
1936年、東京生まれ。1963年東京大学大学院数物系研究科博士課程修了。工学博士。九州大学助教授、東京大学教授、パリ大学客員教授、ルーバン大学特任教授などを経て、理化学研究所脳科学総合研究センター長。東京大学名誉教授。専攻は数理工学(神経回路網理論・情報幾何学)。「神経情報処理の基礎理論の研究」により、1995年日本学士院賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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