ちくま学芸文庫<br> 方法序説

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ちくま学芸文庫
方法序説

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  • サイズ 文庫判/ページ数 284p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480093066
  • NDC分類 135.2
  • Cコード C0110

内容説明

「私は考える、ゆえに私はある」―近代以降のすべての哲学は、「考える主体」を導き出すこの言葉から始まった。これは、すべての人間が理性を有することを前提として、近代精神の確立を宣言するものである。かくして、本書は、世界でもっとも読まれている哲学古典の一つとなった。だが、若きデカルトが、すべてを疑うという地点から発して、精神と神の存在を証するまでには、緻密な思索を重ねる必要があった。その思索はどのようなものだったのか。本文庫版では、原文完訳に加え、正確な理解ができるような、完全な解説と注を付す。

目次

第1部 諸学問の考察
第2部 方法の規則
第3部 道徳の規則
第4部 形而上学の基礎
第5部 自然学の諸問題
第6部 自然研究公刊の是非

著者等紹介

デカルト,ルネ[デカルト,ルネ][Descartes,Ren´e]
1596‐1650年。フランス、トゥレーヌ州の法服貴族の家に生まれる。イエズス会系のラフレーシ学院でスコラ哲学や数学を、ポアティエ大学で法学と医学を学ぶ。欧州を転々としながら、科学者たちの知己を得、数学や光学の研究に携わる。1628年以降、オランダに移住。『省察』『哲学原理』などの著作を遺し、近代哲学の基礎を築いた。招聘先のストックホルムにて死去

山田弘明[ヤマダヒロアキ]
1945年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程修了。西洋近世哲学専攻。現在、名古屋文理大学情報文化学部教授、名古屋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本正行

56
 図書館本、別の予約していた本が確保できたとの通知で、とりあえず本文は読んだ。解説が、まだ半分ぐらいのスペースであって、これを読まないと、読んだことにならない。とりあえず返却した。また、もう一度初めから読みたいものだ。難しいと思っていたけど、思ったほど難解ではない。もちろん理解したとまではいわない。ほんの少しわかった、共感できたとおう程度、またじっくり読みたいものだ。2023/11/22

翔亀

43
岩波文庫版(谷川多佳子訳)と併読した。本書は、独自の小見出しと、詳細な訳注、章ごとの詳しい解説に哲学史上の位置づけなどがあり、より理解が深まる。訳文を比較すると、結構違うけど趣味の問題かな。精読するには本書の方か。谷川さんの流麗さも捨てがたい。感想は岩波文庫版の方に書いたけど、近代の幕開けの"知の巨人"の自伝としても抜群に面白い。デカルトの偉大さは本書の方法論により、数学/物理学/医学、宇宙論/道徳論を含め壮大な学問体系を作り上げてしまった事にあるが、小林道夫「デカルト入門」が全貌を覗くのに最適。 2014/10/18

姉勤

30
解説を読んで、己が理解が誤解、曲解の惧れがあるので、目を通したって事に。淀君が生まれた1569年に生まれ、徳川家光が没する1651年の前年に死去した、デカルト。有名な”我思うゆえに我あり(エル・コギト・スム ※ただしデカルト自身がこう記した事はないとか)”も本書に。オールドファッションだとしても、正解と断定するのではなく、正解に一番近いと思われるものを選択し近似値に続ける、まるで微分のような事象の捉え方は、似非専門家の評論を鵜呑み視していく世相のカウンターとして、十分使えると感じる。2018/02/13

カピバラ

28
デカルトの直訳の部分は半分もいかず終わる。あとは解説と読むのも躊躇われる訳注がついている。デカルト初心者の私には、解説があってありがたかった。とにかく全部は理解できなかったけど、「我思う故に、我あり」がなんとなく理解できたから私に花丸をあげたい。 とにかく、知識を鵜呑みにせず、自分の頭で考えないけませんね。2020/01/15

小木ハム

26
理性を正しく導き、真理を探求するための方法。『我思う、故に我あり』の一文はあまりに有名。この目に写るものが真でない場合、それをもって導き出される論理も真ではない。私達はそれを証明できない。″水槽の脳″や″シュミレーション仮説″の原点となる考えで何やら迷路に放り込まれそうですが、デカルトおじさんはきちんと皆が戻ってこれるセーブポイントを見つけてくれました。『あなたがそう考えている時点で、少なくともあなたは存在している』本書は解説と訳注が充実しすぎててむしろこちらが本編かもしれません。2020/04/18

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