ちくま学芸文庫<br> 哲学原理

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哲学原理

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  • サイズ 文庫判/ページ数 374p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480092083
  • NDC分類 135.2
  • Cコード C0110

内容説明

近代哲学の父デカルトが、形而上学・自然学における全ての知を書き記した『哲学原理』。ここでは、『方法序説』で打ち出され『省察』で精錬されたデカルト哲学が、中世スコラ哲学との対峙・対決を通して、ついに完成をみる。後年のスピノザによる講釈や、ニュートンが愛読したことでも名高く、加えて近年では、人間の自由意志への解釈などが展開されている点で新たな注目を集めている必読古典書。この文庫では『哲学原理』第一部(形而上学の部分)を新たに全訳し、最新の研究成果を盛りこんだ訳者注解を完備、第二部以降(物理学・天文学・地学等)の要約を付す。

目次

著者の書簡(仏訳序文)
エリザベト王女への献辞
『哲学原理』第一部(本文・解釈・参照)

著者等紹介

デカルト,ルネ[デカルト,ルネ][Descartes,Ren´e]
1596‐1650年。フランス、トゥレーヌ州の法服貴族の家に生まれる。イエズス会系のラフレーシ学院でスコラ哲学や数学を、ポアティエ大学で法学と医学を学ぶ。欧州を転々としながら、科学者たちの知己を得、数学や光学の研究に携わる。1628年以降、オランダに移住。『方法序説』『哲学原理』などの著作を遺し、近代哲学の基礎を築いた。招聘先のストックホルムにて死去

山田弘明[ヤマダヒロアキ]
名古屋文理大学教授

吉田健太郎[ヨシダケンタロウ]
愛知教育大学准教授

久保田進一[クボタシンイチ]
中京大学講師

岩佐宣明[イワサノブアキ]
愛知県立大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

41
『哲学原理』で、『方法序説』で創出され、『省察』で洗練されたデカルト哲学(“cogito,ergo sum”:我れ思う故に我れあり)が、中世スコラ哲学との対峙・対決を通して完成に至る。本書“ちくま学芸文庫版”では、『哲学原理』:第一部形而上学、第二部自然科学の内の「第一部人間認識の諸原理について」のみが訳出されている。興味深く読めたが、次は、「第二部物質的事物の諸原理について」の訳出されている“岩波文庫版”をも読んでみたい。2019/09/16

Francis

13
方法序説を再読して、その明晰な論理にすっかりやられてしまい、積んどくしていたこの本も読むことにした。解説がとても詳しいのがありがたい。こちらもとても明晰で、さすがは近代哲学の父である、と脱帽。もっとも完全に理解はできてないので、今度はじっくりと再読してみたい。2017/10/10

吟遊

12
哲学原理全体のうち、第一部(だったか)コギト・エルゴ・スムから神の存在証明のあたりのみを扱った本。解説、注釈が大変に充実している、もはや研究書。わかりやすく説明というレベルではない。2018/09/01

mikio

10
われわれは幼児として生まれ、われわれの理性を完全に使用する以前から、感覚的事物についてさまざまな判断をしてきたので、多くの先入見によって真の認識を妨げられている。そこで、そうした先入見から解放されるためには、そのうちにほんのわずかでも不確かさの疑いをかけられるすべてのものを、一生に一度は、ことごとく疑おうと努めるほかに仕方がないように思われる。(第1節)スコラ学との対峙は時代の自然な流れでもあったのだろう。デカルトの方法的懐疑は現代でも不朽であると感じる。2023/10/14

またの名

9
いつもの、懐疑から始まって不確かなことを退けていった結果コギトを発見しそのまま神の存在と心身二元論を証明する展開。と思いきや、精神=思惟実体と物体=延長実体という二項の間にどちらか片方には還元できない結合物である欲求、情念、感覚を第三項としてねじ込ませる急展開。『省察』での揺らぎがついに二元論を修正させ、さらにスコラめいた実体に関する議論では主要属性とその他の様態を厳密に分類する等かなり意欲的な体系を提示。第二部以降が省かれてる残念さを補って余りある豊富過ぎる解釈と注釈は、しっかり取り組みたい人には重宝。2016/06/05

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