内容説明
専門に進むまでの基礎課程で使える、簡潔で美しく、現代物理学をも射程に入れた教科書ができないか。それがランダウとリフシッツの新たな「小教程」構想だった。第1巻『力学・場の理論』は最小作用の原理にもとづく古典「力学」で始まり、電気「力学」へと進んだ。本書第2巻はいよいよ量子「力学」へと進む。ここでは非相対論的量子力学から相対論的理論までをいっきに登りつめる。“大教程”の大部の2巻をもとにしながら新構想で成ったほぼ別版。ことに相対論的理論は新稿に近い。よみがえった幻の名著。“大教程”への入門篇。
目次
第1部 非相対論的理論(量子力学の基本概念;量子力学における保存則;シュレーディンガー方程式;摂動論;スピン;粒子の同等性;原子;2原子分子;弾性衝突;非弾性衝突)
第2部 相対論的理論(光子;ディラック方程式;粒子と反粒子;外場内の電子;輻射;ファインマン図形)
著者等紹介
ランダウ,L.D.[ランダウ,L.D.][Landau,L.D.]
1908‐1968年。ソビエト、現アゼルバイジャンのバクーの生まれ。理論物理学者。1962年ノーベル物理学賞を受賞
リフシッツ,E.M.[リフシッツ,E.M.][Lifshitz,E.M.]
1915‐1985年。理論物理学者。ランダウと協同して理論物理学教科書を執筆した
好村滋洋[コウムラシゲヒロ]
1933年生まれ。東京大学物理学科卒業
井上健男[イノウエタケオ]
1920年生まれ。東京大学物理学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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