ちくま学芸文庫<br> 相対性理論〈下〉

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ちくま学芸文庫
相対性理論〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480091208
  • NDC分類 421.2
  • Cコード C0142

内容説明

アインシュタインの一般相対性理論が1916年に発表され、人々が競ってその解説を求めたとき、パウリは『数理科学百科事典』の一項目でそれに応えた。理論から5年、パウリは当時まだ21歳で、先行する論文を簡潔に引用紹介しながら、的確な批評を加え、むだなく淡々と特殊相対性理論から一般相対性理論までを解説しきった。アインシュタイン本人も絶賛し、本書訳者の物理学者内山龍雄をして「研究をさし置いてでも訳したい」と言わしめた。懇切に注釈を加え本書の魅力を伝えようとする姿勢から、セミナーを髣髴させる熱気が存分に伝わってくる。下巻は「一般相対性理論」など。

目次

第4編 一般相対性理論(Einsteinの論文(1916年)ができるまでの歴史的概観
等価原理、重力と計量の関係
物理法則の一般共変性の要請
等価原理からの簡単な結論 ほか)
第5編 荷電素粒子の理論(電子と特殊相対性理論;Mieの理論;Weylの理論;Einsteinの理論 ほか)

著者等紹介

パウリ,W.[パウリ,W.][Pauli,Wolfgang]
1900‐1958年。オーストリア生まれ。理論物理学者。大学入学前に一般相対性理論に関する論文を、また21歳で本書「相対性理論」を著して名声を博した。その後、関心を量子力学に移し、ハイゼンベルクらと量子力学の体系化に努め、1924年の「パウリの原理」発見に対してはノーベル物理学賞が授与された

内山龍雄[ウチヤマリョウユウ]
1916‐1990年。静岡県生まれ。大阪帝国大学物理学科卒業。大阪大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

5
ハイゼンベルクに、哲学をもっと知れと言った著者の徹底した現実主義は、形而上学を排する哲学的立場を思わせ、この立場が痛烈な批判精神を生み出したのか、そう思わせる本書の簡素で端的な記述だ。一般相対性理論を扱う本書は、等価原理と一般共変性の要請の2つのテーマに集約し、その議論の歴史も祖述される。本書を読んだアインシュタインが、これが相対性理論だと感心したというが、むしろアインシュタインの形而上学的部分を削ぎ落とした記述に徹している。第5編の荷電素粒子の理論ではワイルのケージ理論(スケール変換)が援用されている。2022/02/15

まじぇすた

1
上巻もそこそこ難しかったが「一般相対性理論」と「荷電素粒子」の章から成る下巻は訳者である内山先生の補足が優しく思えるほどさらに難しい。しかし内容は難しいが、章や節ごとに要旨とまとめを書くスタイルを貫いているのと著者の本質を述べる的確な説明のおかげで、何とか理論の概観を捉えることができて読んでいてあまり苦にならない。上巻で内山先生が訳者序で述べていた理由が理解できた。Weylの(初期の)スケール変換の試みに歴史を感じる(本書の原著は1921年出版)。最後の細谷先生による解説によって心が休まる。2019/03/15

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