内容説明
石鹸のあわ、クモの巣、雪片曲線、植物の葉のつき方、メビウスの輪、魔方陣、一筆書き、DNAらせん…。えっ、どれも数学でうまく説明できるの?!そう、みんな気がついていないだけ。私たちの身のまわりに数学は静かに潜んでいる。数学ぎらいの人には信じられない話!数学の楽しみは、そんな思いがけないものを発見する喜びだ。たとえば初めて植物の細胞を顕微鏡でのぞいたときの興奮を覚えているだろうか。顕微鏡は見なれたものの中に思いがけないものを見せてくれる。この本もそんな興奮を味わわせてくれる虫眼鏡みたいなものだ。どこからでも読み始められる、パズルもありの読みきり150篇。
目次
10進法の進化
ピタゴラスの定理
錯視とコンピュータ・グラフィックス
サイクロイド―幾何学のヘレン
三角形から正方形へ
ハレー彗星
不可能な三角形
結縄文字
書体とフォント
小麦とチェス盤〔ほか〕
著者等紹介
パパス,テオニ[パパス,テオニ][Pappas,Theoni]
1966年カリフォルニア大学バークレー校卒業、1967年スタンフォード大学修士課程修了。数学教師、数学教育コンサルタント。数学はむずかしいという偏見を打破し、数学にまつわりつきがちなエリート意識や恐怖感をなくそうとする活動をつづけている。新しい視点から数学を紹介した著作を数多く発表
安原和見[ヤスハラカズミ]
1960年鹿児島生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Syox
14
様々な数学のパズルやクイズなどが乗っており、数学者や数式等の説明など書かれており、読みやすかったです。2023/12/13
アドソ
5
いい本だと思いますけど、ネタがもう少し整理されているともっと良かった。かぶりも結構あって、それはそれで意外なつながりを味わえるのだけれど。ネタを振って、後は自分で考えてね的なところはむしろ好感。答えまで一度に示されてしまうと「ふーん」で終わってしまうだろうから。昔読んだ「ミンスクのにわとり」にも同じような問題があったなぁ。2014/05/06
さきん
4
石鹸のあわ、クモの巣、雪片曲線、植物の葉のつき方、メビウスの輪、魔方陣、一筆書き、DNAらせん…。えっ、どれも数学でうまく説明できるの?!そう、みんな気がついていないだけ。私たちの身のまわりに数学は静かに潜んでいる。数学ぎらいの人には信じられない話!数学の楽しみは、そんな思いがけないものを発見する喜びだ。たとえば初めて植物の細胞を顕微鏡でのぞいたときの興奮を覚えているだろうか。顕微鏡は見なれたものの中に思いがけないものを見せてくれる。2015/07/12
ホウジ
2
ごった煮本。興味深いネタとどうでもよいネタが混在してる。トピックの数は多いので暇つぶし程度にはよい一冊。2009/05/18
繭希
1
著者がおもしろいと思ったさ数学の小ネタ集★数がとにかく多い。他の本では見たことのないネタも多かった。しかし玉石混交の印象★無限に部屋のあるホテル。満室時にお客さんが来た時、1部屋ずつずれてもらうと1部屋開空く。満室時に無限のお客さんが来たら、部屋番号×2の部屋に移ってもらうと無限の空室ができる★フレクサゴンって面白そう(ググる)★車輪のパラドクスも、アニメーションで確認したい2023/10/17




