ちくま学芸文庫<br> 人智学・心智学・霊智学

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ちくま学芸文庫
人智学・心智学・霊智学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 388p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480091048
  • NDC分類 169.34
  • Cコード C0110

内容説明

人智学協会設立までの3年間、シュタイナーは神智学協会年次大会で4日間ずつの連続講演を行った。その各年のテーマが、「人智学」「心智学」「霊智学」である。これは各々、シュタイナー人智学の体・魂・霊の三分法に対応するもので、それぞれが感覚論、判断・感情論をへて、霊視・霊聴を通じた存在へと成就する道が精査される。アリストテレスからブレンターノにいたる伝統的「霊魂論」の批判的検討に加え、なぜ心智学が精密科学の方法によっては証明できないものであるかなどを説き、神智学運動を理論的に基礎づけた、シュタイナー成熟期のトリロジー。

目次

1 人智学(ベルリン一九〇九年十月二十三日‐二十七日)(人智学と神智学並びに人間学との関係―人間の諸感覚;人間の超感覚的な本性から諸感覚が生じる;高次の諸感覚―人体におけるエネルギーの流れと器官形成;人間の体と動物の体―言語感覚と概念感覚の育成―純粋思考―記憶)
2 心智学(ベルリン一九一〇年十一月一日‐四日)(魂を構成する諸要素―判断と愛憎;人間の魂の諸力の対立;外的な感性と内的な感性―感情と美的判断―感情と意志;意識―自我観念と自我の力―ゲーテとヘーゲル)
3 霊智学(ベルリン一九一一年十二月十二日‐十六日)(フランツ・ブレンターノ―アリストテレスの「霊」理論;神智学から見た真理と誤謬;霊視と想像力―霊的合一と良心―霊聴の中での霊視と霊的合一の統合こそが存在を成就させる;文化の発展と自然の法則、その中に生きる人間―家としての身体―生まれ変ろうとする意志)

著者等紹介

シュタイナー,ルドルフ[シュタイナー,ルドルフ][Steiner,Rudolf]
1861‐1925。オーストリアの哲学者。アナーキズム系の評論活動を行った後、40代で神智学協会ドイツ代表として活躍し、表現主義運動に影響を与えた。1913年人智学協会を創設し、科学、芸術、教育、医療、農業の分野にいたる人智学運動を展開する

高橋巖[タカハシイワオ]
東京生まれ。慶応義塾大学大学院博士課程修了。1973年まで同大学文学部哲学科、美学・美術史教授。現在、日本人智学協会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Gotoran

42
シュタイナーは神智学協会を脱会して、新たに人智学協会を設立するに至ったが、そこ間に人智学(1909年)、心智学(1910年)、霊智学(1911年)というテーマで、それぞれ4日間の連続講演を行っている。本書はそれらをまとめた講演録。シュタイナーは神秘学をあくまでも精神科学と捉えて理性に基づいた科学的な態度・手法で追究すべきであるという自説を論述・展開している。キーワードとして霊視、霊聴、霊的合一が挙げれれる。2019/03/19

iwri

3
本書は、シュタイナーが行った3つの連続講義が収められており、講義の名前のとおり、霊・魂・体について一つ一つ取り上げられている。ただし、これらの講義は当時の人智学協会員向けの講義であり、これらをきちんと読み通すためには、せめて『神智学』や『神秘学概論』などの内容をある程度把握しておく必要があるだろう。また、同時に、シュタイナーが講義の中で述べているように、ここで語られていることは、あくまで素描にとどまっており、基本を押さえた上でよりアントロポゾフィーを深めたい人が取り組むのに、丁度良い本であると思う。2010/12/03

KUMAGAI NAOCO

2
シュタイナーが神智学会で行なった講演を基に編纂されたもの。先に神秘学概論読んでいたものの、更に難解さを増したが、よりスピリチュアルな域で持論を展開してると思う。ゲーテの詩やヘーゲルの詩を引用しつつ、人間の感覚や受肉や輪廻転生の意義について云々。その前に神智学とかもちゃんと読もうと思う。2022/03/30

ヴェルナーの日記

2
著書が提唱する「人智学・心智学・霊智学」という概念は、ユダヤ神秘主義をベースに、インド~チベット~中国の仏教思想を取り入れている。「人智学」で説く「山腹に立って、上を見上げたり、下を見下ろす…」という思考は、中国・天台智顗が提唱した「摩訶止観」の「上求菩提・下化衆生(四弘誓願)」に当たり。 「心智学」では、12の意識を示しているが、仏教では九識といった意識作用に相似し、「霊智学」の「いかにして超感覚世界の認識を獲得するか」は、天台の「一念三千」における「観念・観法で、東洋・西洋の思想の共通点を見出せる。2013/02/06

のりのりのり

1
取り敢えず読了。9割何を語られているのかが、理解出来なかった。再読するまえに、『神秘学概論』『神智学』をじっくり読んでからにしよう。

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