内容説明
テクノロジーは、いわゆる人間というものから文字を吸い上げ、どこかに運びさってしまった―。蓄音機=聴覚技術メディア、映画=視覚技術メディア、タイプライター=書字技術メディア。この3つの近代テクノロジーが華々しく登場し、展開をとげるとともに、人間には何が起こったのか。フーコーの考古学的手法、ラカンの構造主義精神分析などを織りまぜたディスクール分析によって、システムがたどった歴史を壮大に描きだす衝撃のメディア論。上巻はグラモフォンからフィルムの章の冒頭を収める。
目次
導入(ケーブルによるネットワーク化;メディアを連結するシステム;フォノグラフィと映画 ほか)
グラモフォン(発明の歴史;魂の自然科学;ギュイヨー「記憶とフォノグラフ」 ほか)
フィルム(映画は歴史を切断する;目の錯覚と自動武器)
著者等紹介
キットラー,フリードリヒ[キットラー,フリードリヒ][Kittler,Friedrich]
1935年生まれ。ベルリン・フンボルト大学文化学・芸術学研究所教授。ドイツ文学、メディア論、文化学などの分野できわめて独創的な思想を世に問い続けている
石光泰夫[イシミツヤスオ]
1949年、大阪府生まれ。東京大学大学院総合文化研究科・教養学部教授。ドイツ文学・表象文化論
石光輝子[イシミツテルコ]
1950年、兵庫県生まれ。慶応義塾大学商学部教授。ドイツ文学・ドイツ文化論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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またの名
Ecriture
チカ
毒モナカジャンボ
akuragitatata
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- 和書
- イメジのとらえ方