ちくま学芸文庫<br> フーコー・コレクション〈4〉権力・監禁

個数:

ちくま学芸文庫
フーコー・コレクション〈4〉権力・監禁

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年08月26日 13時53分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 455p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480089946
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0110

内容説明

五月革命以後の日々の中で、フーコーも急速に政治的活動を活発化させる。それに伴い、フーコーの仕事を貫く主題として「権力」の問題が前面に押しだされてきた。権力は「知」と共謀しながら、いかに規律社会に張り巡らされ、いかに作動してきたのか。コレクション第4巻「権力・監禁」は、政治参加の端緒のひとつ「監獄情報グループ」の宣言書、ドゥルーズとの対話「知識人と権力」ほか、『監視と処罰―監獄の誕生』を軸とした、人間矯正のテクノロジーへの批判の数々を収録する。

目次

GIP(監獄情報グループ)の宣言書
監獄についての調査、沈黙の鉄格子を打ち破ろう
歴史への回帰
大がかりな収監
知識人と権力
人民裁判について―マオイスト(毛沢東主義者)たちとの討論
監獄的監禁について
狂人の家
監獄についての対談―本とその方法
ミシェル・フーコー―哲学者の回答
地理学に関するミシェル・フーコーへの質問
医学の危機あるいは反医学の危機?
ソ連およびその他の地域における罪と罰
真理と権力
権力の眼
権力と知

著者等紹介

フーコー,ミシェル[フーコー,ミシェル][Foucault,Michel]
1926年フランス・ポワティエ生まれ。高等師範学校で哲学を専攻、ヨーロッパ各国の病院・研究所で精神医学を研究する。1969年よりコレージュ・ド・フランス教授。1984年没

小林康夫[コバヤシヤスオ]
1950年生まれ。東京大学教授

石田英敬[イシダヒデタカ]
1953年生まれ。東京大学教授

松浦寿輝[マツウラヒサキ]
1954年生まれ。東京大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

加納恭史

19
もう少しフーコーの思想や司法について知りたいと思ってこの本を見る。彼の歴史の継続性を権力と監禁で具体的に知れるのでこの本が最適と思う。彼の政治参加の一つ「監獄情報グループ」の宣言から「監視と処罰―監獄の誕生」を更に詳細に知ることが出来る。二、三冊の彼らの解説書で、フーコーは構造主義を批判しているようだが、監獄についての具体例で分かり易い。その前の例で、デュメジルによるホラティウスを巡るローマの伝説がある。対比されるのはアイルランドのクーフリンと言う伝説の英雄の物語です。ローマ伝説ではこの物語の変形がある。2023/03/27

∃.狂茶党

18
監獄と権力を巡る生々しい政治の言葉。 例えば、入管法の問題などで、今の日本もまるで人ごとではない。 医療を巡る力の流れなどを見ると、監獄システムの巨大さに畏れを覚える。 2024/06/21

roughfractus02

9
五月革命時に監獄情報グループを結成し、政治的対話とやンタビューを行なった著者の肉声が聞こえる本書の構成である。実存主義からの構造主義批判への応答、真理を創出する権力としての近代法への批判、毛沢東主義者との討論等を通して見えてくるその権力論は、地理学的比喩も相俟って空間的に権力の編成を視覚化し、監獄なる場に至る。ベンサムは監獄を個人の身体に権力を内面化させる一望監視装置として構想し、ルソーの一般意志は内面化された権力によって個々の意志を一般化したと著者はいう。監獄は犯罪者を閉じ込めるのではなく作り出すのだ。2024/12/05

ラウリスタ~

9
これでフーコー・コレクションは全部読んだ。特にこの4はフーコーを読む助けになる本だったと思う。医学、監獄、狂気などにおける考古学的知を研究しているかに思えたフーコーが、自らも知らぬうちに「権力」というラスボスの前に如何にして立たせられていたかってことを語ってくれる。蓮見さんが「僕は以前あなたの著作をこうこうと読んでいたのですが、実は権力〜〜」って話をして、フーコー自身もどこかで「僕があれらを書いていたときは、○△や×■の研究をしていたと思ってたんだけど、今から思えば権力について書いてたんだね、ははは」だと2014/03/12

OKKO (o▽n)v  終活中

5
図書館 ◆「地理学」のとこだけ熟読……といいたいが、なに言ってんだかサッパリわからん(笑) 私がバカなだけじゃなく、インタビュアーもおかしいんとちゃう? と悔し紛れに言いがかりをつけてみる。カウフマンの『芸術地理学に向かって』を読むかぎり、フーコーの言説がかなり重要な感じがしたのでトライしたが、カウフマンの芸術地理学とフーコーの地理学論がいかにつながるのか、オパンポな頭ではどうしてもつかめず。もう少し勉強してからの再挑戦を誓う。悔しい ◆そんなわけで余裕がなく、パノプティコン関連の発言に手が届かず。悔しい2015/11/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/376355
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品