ちくま学芸文庫
ブルバキ数学史〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480089786
  • NDC分類 410.2
  • Cコード C0141

内容説明

「構造」の観点から20世紀の数学全体を基礎づけ直したフランスの若き数学者集団ブルバキ。彼らの壮大な試みはユークリッドの『原論』を模して『数学原論』40余冊として結晶した。最新の各理論の指導的理念やその形成展開の過程はどのようなものであったのか。膨大な原典史料を駆使して、理論の背後にある思考様式や哲学を含め考宰したものが、「歴史覚えがき」として著された本書である。「構造」を「歴史」から逆照射する、数学者自身によるユニークな数学史。数学専攻の学生・研究者はもちろん、「構造主義」哲学に関心のある読者には必読。下巻には「リー群とリー環」など3篇を増補。決定版。

目次

実数
指数と対数
n次元空間
複素数、角の計量
距離空間
微分積分学
漸近展開
ガンマ関数
関数空間
位相線型空間
局所コンパクト空間上の積分
ハール測度.畳み込み積
局所コンパクトではない空間上の積分
リー群とリー環
鏡映群.ルート系

著者等紹介

村田全[ムラタタモツ]
1924年、神戸市生まれ。北海道大学理学部数学科卒業。立教大学名誉教授

清水達雄[シミズタツオ]
1928年、東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。元清水建設研究所研究員

杉浦光夫[スギウラミツオ]
1928年、愛知県生まれ。東京大学理学部数学科卒業。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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兎乃

5
メモ:メンバーの個人著書で良書と言われているもの。クロード・シュヴァレーの"Theory of Lie Groups"、アンドレ・ヴェイユ(シモーヌ・ヴェイユの兄)の"Foundations of Algebraic Geometry"(←イタリア学派の研究を知るために)、ローラン・シュワルツの"Cours d'analyse"、グロタンディークの有名な"Éléments de géométrie algébrique"など。2012/10/06

tk

1
実数論がとても良かった。その他はわからない。2013/08/22

kinaba

0
うむむやっぱりちょっと基礎知識が足りなすぎた。いずれ再挑戦する2009/06/23

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