ちくま学芸文庫
モードの帝国

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  • サイズ 文庫判/ページ数 235p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480089557
  • NDC分類 383.1
  • Cコード C0177

内容説明

わたしたちの身体感覚を大きく揺さぶり、性のありかを変容させるモードというこの浮薄なもの。「見せかけ」こそすべてというモードは、常に新たな誘惑のゲームを仕掛け、とらえてみても“空虚”があるばかり…にもかかわらず誰もが魅せられてやまないのはなぜか。ファッション写真、衣服のディスプロポーション、靴の文化史など、歴史のなかのモードを斬新な切り口で考察し、20世紀のモードを創造したシャネルを圧倒的迫力で描く。装うことの意味とそこから立ち上がる世界をきらびやかに論じるファッション論。

目次

1 空虚のエロス
2 ファッション/誘惑ゲーム
3 惑乱しに、とモードは言う
4 シャネル皆殺しの天使
5 タイタニックからシャネルまで
6 ドレスの涙

著者等紹介

山田登世子[ヤマダトヨコ]
1946年、福岡県生まれ。名古屋大学大学院修了。愛知淑徳大学現代社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

jjm

9
今丁度、日経私の履歴書で山本耀司が連載されており、そもそもモードとは?が気になり始めた。「流行、最先端」の意味ではあるが、ファッションショーで披露されている服が世間一般に流行したことはないし、モデルが着れば似合う服が、モデル以外が着てそう見えないとすればそれは服自体が持つ能力ではないと思ったり。セクシャリティの表徴という観点でモードとポルノの境界は不明瞭との論は興味深い。「見られ」たくないのか、「見せ」たいのか。個人の感性に委ねられる。2021/09/26

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