ちくま学芸文庫
動くことば 動かすことば―ドラマによる対話のレッスン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480089250
  • NDC分類 902.2
  • Cコード C0174

内容説明

「この本には、自分が今まで積み重ねてきたことのすべてが凝縮されている」。自分のことばが相手に届くように、ドラマ(戯曲)を“声に出して読みあう”というレッスン。その中で、繰り返し立ち戻っていったのが、ここにあげた五つのドラマだった。どれも女性を主人公とし、“近代化と男女の断絶”を隠れたテーマとする作品群。竹内氏は言う。「夕鶴」で、貨幣的価値にからめとられていく男に対するつうの絶望の叫びが「ついにモノローグであってダイアローグにならなかったこと」に日本女性の悲劇をみる、と。“対話”と“断絶”の意味を深く考えさせられる一冊。

目次

夕鶴―木下順二
アンティゴネー―ソフォクレス
人形の家―イプセン
三人姉妹―チェーホフ
セチュアンの善人(寓話劇)―ブレヒト

著者等紹介

竹内敏晴[タケウチトシハル]
1925年、東京に生まれる。東京大学文学部卒業。演出家。劇団ぶどうの会、代々木小劇場を経て、1972年、竹内演劇研究所を開設主宰し、演劇創造とともに障害者療育にもかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うりぼう

1
5つの戯曲が、目の前に立ち上がってくる。2008/01/08

フィリッポ・インザーギ

0
とても難しい本だった。言葉とは記号ではなく、その発する人間性みたいなものも乗せて発するものなのだ。と言葉にするとなんか当たり前で陳腐なようになってしまうが、現代の人たちは言葉を道具としてとらえ、そんなふうに捉える視点があまりにも欠如していると思った。演劇は、自分の知らない世界。一度舞台をみてみたいなあ。2017/12/18

マーさん

0
戯曲「夕鶴」を読みたくなった2017/06/06

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