ちくま学芸文庫
『正法眼蔵』読解〈7〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 437p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480088277
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0115

内容説明

日本文化史上、また仏教思想史上屈指の名著『正法眼蔵』。古来、難解をもって聞こえてきたが、そこでは一体何が語られているのか。その真髄はテクストにある。テクストとは、ただひたすら読み解かれるべきものとして現前する。読むということは、既得の知識を本文に当てはめたり、本文から新たな知識を獲得することではない。逆にあらゆる知識の束縛を打ち破り、そこから抜け出していく行為なのだ。常に世界へ、未来へと開かれている『正法眼蔵』の「七十五巻本」と「十二巻本」の全文を各段落ごとに掲げ、それぞれを精緻に読み解く。第7巻は、第五十一面授より第六十・三十七品菩提分法まで収録。

目次

第五十一 面授
第五十二 仏祖
第五十三 梅華
第五十四 洗浄
第五十五 十方
第五十六 見仏
第五十七 遍参
第五十八 眼晴
第五十九 家常
第六十 三十七品菩提分法

著者等紹介

森本和夫[モリモトカズオ]
1927年奈良県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京大学名誉教授。メルロ=ポンティ、ロラン・バルトなど、フランス現代思想の日本への最初の紹介者。『沈黙の言語』『反西洋と非西洋』など、フランス文学、比較思想関係の著書多数。また、各地のカルチャー・センターで「正法眼蔵」の講読を20年以上続けている
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