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ちくま学芸文庫
啓蒙主義の哲学〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480087720
  • NDC分類 134.8

内容説明

啓蒙主義は、すでに乗り越えられた浅薄な思想なのか。のちの思想家たちから「反省哲学」「過去の思想」という烙印を押されてきたが、はたしてそうか。18世紀啓蒙主義の「明るい鏡」を現代批判の鏡として位置づけ、自らそれとの内面的対決を果たした著者は、批判精神に満ちた鋭い洞察力で、啓蒙主義の思考形式から「美学」の誕生までの諸側面を余すところなく分析し、その統一的結びつきを解明する。哲学者カッシーラーが従来の批判を排し、啓蒙主義思想の再評価を打ち立てた古典的名著。文庫化にあたり全編改訳。下巻は啓蒙主義の歴史観、国家観・社会観、美学の確立などを収録。

目次

第5章 歴史的世界の征服
第6章 法、国家および社会(法の理念と不可譲な基本権の原理;社会契約の思想と社会科学の方法)
第7章 美学の基本問題(「批判の時代」;古典主義美学と美の客観性の問題;趣味の問題と主観主義への傾斜;直観の美学と天才の問題;悟性と想像力―ゴットシェートとスイス人批判家たち;体系的美学の確立―バウムガルテン)

著者紹介

カッシーラー,エルンスト[カッシーラー,エルンスト][Cassirer,Ernst]
1874‐1945年。ドイツの哲学者、精神史家。新カント派の立場から出発。1919年ハンブルク大学教授に就任、世界認識の根本形式を分析して、独自の文化哲学を構想。29年同大学総長となるが、ナチス政権成立により亡命、のち渡米してイェール大学、コロンビア大学教授、45年急逝

中野好之[ナカノヨシユキ]
1931年生まれ。東京大学経済学部卒。元・国学院大学、富山国際大学教授。イギリス思想史専攻