ちくま学芸文庫<br> カメラ・オブスキュラの時代

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ちくま学芸文庫
カメラ・オブスキュラの時代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 289p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480086556
  • NDC分類 740.2
  • Cコード C0170

内容説明

ピンホールを通して外界の風景を捉える装置、「写真鏡(カメラ・オブスキュラ)」。カメラの前身になったといわれるこの機器を通すと、人間の視覚が捉える映像を、客観的に写しとることができる。ダ・ヴィンチやフェルメールなど西洋の画家たちはこの写真鏡を用いて下絵をトレースし、日本では洋風画の先駆者らが取り入れた。カメラマンでもある著者が、人間の目に映った映像がどのように絵画作品になっていったのか、写真鏡をとおして東西美術史を検討しなおす。

目次

序章 「映像」とは
第1章 「写真鏡」とは何か―西欧の写真鏡の通史
第2章 「写真鏡」の渡来
第3章 遠近法による視覚の変革―洋風画の胎動
第4章 遠近法の浸透―蘭学の隆盛と洋風画・銅版画の成立
第5章 日常化した遠近法―洋風画の消化
第6章 写真の発明―写真鏡から写真機へ

著者等紹介

中川邦昭[ナカガワクニアキ]
1943年京都市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。フリーカメラマン。日本写真家協会、民族芸術学会、日本写真芸術学会、日本ペンクラブ各会員
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感想・レビュー

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いちはじめ

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カメラ・オブスキュラと絵画の関係を論考。日本での洋風画の事例が、今まで知らなかったことばかりで興味深かった2001/08/14

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