ちくま学芸文庫<br> プラド美術館の三時間

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ちくま学芸文庫
プラド美術館の三時間

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  • サイズ 文庫判/ページ数 268,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480083876
  • NDC分類 723
  • Cコード C0171

内容説明

「春眠暁を覚えず、と諺にいう。生活がさして苦しくない時には、生きるということもまた楽しいことである。例えば、まるまる三時間を美術作品の観賞に当てうるとすれば、それは眠りにも優る営みであり、生に優る喜びである」。本書は、スペインの偉大なる知性ドールスがこよなく愛したプラドを舞台にして展開する傑作絵画論。名だたる芸術作品を、「支えあうフォルム」である古典主義と「飛翔するフォルム」であるバロックを両端とする体系に鮮やかに位置づけ明快に論じる。実践的な絵画の見方「展覧会に訪れる人々への忠告」を併せて収録した楽しく有意義な美の案内書。

目次

プラド美術館の三時間(プラドへの道すがら;フランスとイタリアの古典的な作家たち;エル・グレコとゴヤ;ベラスケス;プリミティヴの画家たち;スルバラン、ムリーリョ、リベラ;ゲルマンの人、デューラー;ヴェネチア派;ルーベンスとその弟子たち;終章)
展覧会を訪れる人々への忠告(告白)

著者等紹介

ドールス,エウヘーニオ[ドールス,エウヘーニオ][D’ors,Eugenio]
1882‐1954年。20世紀スペインの美術評論家、哲学者。カタルーニャ文化の興隆のため活躍するが、政治的見解の相違により1923年にマドリードに移る。主著である『バロック論』(1935年)ではバロック様式の復権に大きく貢献した

神吉敬三[カンキケイゾウ]
1932‐96年。上智大学卒業後、国立マドリード大学でスペイン美術を修める。70年、スペインの文化勲章・賢王アルフォンソ十世章受章。上智大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

37
この本にキャッチコピーをつけるならば「3時間あればプラド美術館で鑑賞しよう」だなと思いました(笑)エル・グレコ、ゴヤ、ベラスケス、ティティアーノ、ラファエロなどの有名画家からヴェネチィア派までの絵の変遷と画家の生涯をコンパクトにまとめています。最後は展覧会へ赴く人々への鑑賞忠告ですがこれははっきり、言うとお節介かな。絵画は自分で知識を仕入れて観るもよし、ありのままを観るも自由なのだから。2013/07/26

A.T

15
今年2018年の上野 国立西洋美術館プラド美術館展にて購入。15〜19世紀初めまでの王室コレクションを元にしたプラドの性格を存分に味わえる一冊になっている。ただし、あとがきにもあるように現在のプラドはその後20世紀に所蔵品をスケールアップしたとのこと。 ルーブル、大英博物館とことなるのは、所蔵品が時代ごとの王室の好みでコレクションされてきたのであり、一時の略奪品ではないことの歴史的価値観。筆者のバロック趣味にわたしのレベルが追いつかないことも多いが、1923年にプラドを訪れた気分に浸れる良書でした。2018/05/19

Francis

11
1923年に書かれたスペイン・マドリードにあるプラド美術館のガイドブック。ただ、作品に対する辛い評価が意外と多い気がしてあまりピンと来なかった。「展覧会を訪れる人への忠告」かかなり良かったのだが。2018/06/12

ピッポ(仲間安方)

2
一緒に美術館に来た隣の友人に、今から3時間で俺選☆プラド美術館イチオシ作品について語るぜ、というコンセプトの本。難解な文章ですが、趣味で一読しておきたいという程度の方なら、実際に3時間くらいでざっと読み切ってしまうと、作中の「あーもうお昼」「残り時間あと半分!」みたいな下り一つ一つに臨場感が出るのではないかと思います。リムライト(影側の反射光)真っ白&使いすぎ問題なんかの下りは、イラスト好きやお絵かきマンにとっても、ほうほうとなるはず。2018/03/04

Mimuchi

1
スペイン旅行前にと読みました。2018/03/19

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