感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
amanon
5
全四巻ようやく読み終えることができた…というのが正直なところ。幾分、取っ散らかった内容という印象が強かった全巻に比べ、本巻は前半が倫理についてのものだったため、幾分とっつきやすかった気がする。また、そのテーマが故か、他の巻に比べると、司祭である著者の立場がかなり色濃くでているのが印象的。キリスト教信者としては、その点は興味深く読めたのだけれど、そうでない人はどう受け止めたのかが気になる。また、この四巻に渡る膨大なテキストを、フランスの高校生はどう読みこなし、また、教師はどうやって授業したのかも気になる。2025/02/13