ちくま学芸文庫<br> アイルランド歴史紀行

ちくま学芸文庫
アイルランド歴史紀行

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480082220
  • NDC分類 233.9
  • Cコード C0122

内容説明

森には妖精がすみ、若い娘も平気でヒッチハイクできる国、円塔とケルト十字架を背に人びとの深い信仰が今も息づく国、独立に向けて百敗の戦いを挑んだ過剰な情熱の国、はるかな極西のヨーロッパ―田舎の国アイルランドを旅して、多様な視点から知られていない魅力を浮き彫りにする歴史読みもの。写真多数収載。

目次

第1章 海を渡るジョージたち
第2章 汽車にのって
第3章 歴史がつくった田舎
第4章 情熱と失敗の記念碑
第5章 生きている宗教の国
第6章 円塔とケルト十字架のある風景

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mahiro

9
アイルランドと言うのでケルトの伝説や史跡を思ってて手に取ったが、西洋の端っこの小国アイルランドの厳しい歴史が主に書かれていた。本当に貧しい田舎といった風情の国の民は新天地を求めていったアメリカでも差別され運河を造れば技術不足で水が漏れ水無し運河として名所にしてしまう大雑把さ・・でも多くの文学者や詩人を輩出している、コナン・ドイルまでアイルランド系の血筋だったのか、ケルト十字に断崖に廃墟に伝説にイングランドの支配など漠然とイメージしていたアイルランドの知識が又一つ増えた。 2016/11/14

テッテレこだち

0
大変ユーモラス、かつ楽しげにアイルランドという土地について書かれた本。特にアイルランドと朝鮮半島を重ねる視点から日本とアイルランドを見つめる第二章は新鮮だった。個人的には第四章がかなしくてあいらしくて好き。2012/09/30

火曜日

0
元気いっぱいに自滅する反乱(大英帝国に、歴史に、必然に、物理法則に…)者たちを描いた第四章は身につまされる。イーグルトンを引いていわく「支配階級に理解できるのは勝利だけだ。彼らは敗北の力を過小評価している」!2019/05/23

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