内容説明
貨幣は交換の手段として不可欠なだけでなく、それが流通することによって、経済生活は組織され、体系化されている。それはまた、商品として扱われることもある。心間社会の中で、貨幣はどのような位置を占めてきたのだろうか。貨幣を価値に関わる集合表象として考え、心類学や社会学の成果を援用することによってその原型を古代社会に求め、貨幣の実体と役割の根源に迫る。
目次
第1編 経済学から
第2編 貨幣の原型
第3編 現代貨幣へ
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- 和書
- 大地 〈上〉 岩波文庫