内容説明
われわれの希望は、暴力なき社会の実現である。では、なぜ社会の生成過程には排除という暴力的な作用が出現するのか。秩序の生成と暴力をめぐる根源的な問いを、文化人類学の成果やマルクスの価値形態論などと関連づけながら、第三項排除効果論として精緻に分析し、展開した暴力的理性批判の書。生産主義的理性批判への出発点となった、現代日本を代表する思想家の記念碑的論考。
目次
序 荒ぶる力
第1部 理性と暴力(暴力の本性;理性と暴力;全体化に抗する理性;批判の原理としての第3項)
第2部 排除の構造(第3項排除効果;排除の構造)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
またの名
12
あらゆる秩序は何かを排除して成り立つ。この構造を人間社会の普遍的性質として析出し、任意のなんでもいい第三項が例えば汚物や貨幣や王という形で満場一致のもとに排除されるメカニズムを分析。途中の策略的知性とかの話はポモ時代の名残で冗長だけど、何かを聖なる生贄に捧げて排除する古代から、ユビキタスに至る所がエネルギーの排出口に変わり聖かつ非聖の場所になる近代へ移行した資本の運動を解き明かすのは圧巻。さらに社会は、カオス的状況およびカオスを乗り超える排除の出来事をも儀礼において再演しつつ否認して緩和し、延命を続ける。2019/04/29
長月マチール
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先生から。Ⅴ章はもう一回用語抑えながら読まなきゃダメだ。『暴力の構造』は後で読む。2013/10/27
根室
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難し過ぎてサッパリ2012/04/15
tkm66
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面白いくらい頭に入って来なかった、という覚えが。2002/02/24




