ちくま新書<br> 中東ではなぜ戦争が終わらないのか

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中東ではなぜ戦争が終わらないのか

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  • サイズ シンショ判/ページ数 320p
  • 商品コード 9784480077738
  • Cコード C0231

出版社内容情報

世界の趨勢をここから占う!

ホルムズ海峡、ガザ地区、イランと核問題、イスラーム過激派

複雑に絡み合う利害と構造――



ホルムズ海峡、ガザ地区、イランなど、中東では今も争いが続いている。なぜいつまでも終わらないのか? 武装勢力、周辺国、域外大国、様々なプレイヤーが錯綜し、他国を軍事力でねじ伏せることはできても、新しい政治秩序を構築することには繰り返し失敗してきた。

イラン、イスラエル、アメリカ、イスラーム過激派の動きから、いま日本がどう対峙すべきかまで、気鋭の研究者が「世界で最も紛争が多い地域」で、あまりにも複雑に絡み合う利害と構造を読み解く。


【目次】

序章 中東ではなぜ戦争が終わらないのか?

1 中東の終わらない戦争

2 軍事力にできること、できないこと

3 軍事的勝利と政治的解決の違い

4 国家が戦場になるとき

5 戦争に勝っても平和が訪れないのはなぜか?

6 本書の構成



第1章 「終わらない戦争」を生む四つの構造

1 中東という「終わらない戦場」

2 主権の揺らぎと統治の脆弱性

3 共有されない規範と競合する正統性

4 有効な地域制度の不在

5 域外大国の介入

6 四つの要因が作り出す悪循環



第2章 イスラエル――「要塞国家」の終わらない戦争

1 「強さ」と「不安」を併せ持つ「要塞国家」

2 「ベングリオン・ドクトリン」――小国が生き残るための「攻撃的防衛」

3 六日間戦争と「勝利の逆説」

4 ガザ――撤退後も続く管理と戦争

5 レバノン――ヒズボラとのあいだの不安定な相互抑止

6 イラン――遠方の脅威に対する「戦争と戦争の間の軍事行動」

7 攻撃的防衛から防御の重視へ

8 なぜ軍事的優位は平和をもたらさないのか?



第3章 イラン――イスラーム体制の「未完の革命」

1 「革命国家」としてのイラン

2 下ろせない旗――反米・反イスラエルの論理

3 「聖なる防衛」の記憶

4 戦力の非対称性――通常戦争を避ける戦略

5 核開発――「持たない抑止」の危うさ

6 ミサイル・ドローン開発―― 空軍能力の不足を補う「分散型抑止」

7 革命の輸出――「抵抗の枢軸」はいかに作られたか?

8 「未完の革命」の逆説



第4章 アメリカ――軍事力への過信とその逆説

1 戦争の当事者となったアメリカ

2 石油――世界市場への流れを守る

3 イスラエル――同盟を超えた「運命共同体」

4 湾岸戦争――「成功」が加速した外交の軍事化

5 9・11とイラク戦争――「体制転換」という幻想

6 終わらない「対テロ戦争」――暗殺の制度化

7 「撤退」の時代――制度化される軍事的関与

8 強すぎる軍事力の罠



第5章 シリアとイエメン――国家が戦場になるとき

1 国家が戦場になるとき

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