ちくま新書<br> 資本主義はなぜ限界なのか - 脱成長の経済学

個数:
  • 予約
  • ポイントキャンペーン

ちくま新書
資本主義はなぜ限界なのか - 脱成長の経済学

  • 江原慶
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 筑摩書房(2025/11/08発売)
  • 読書週間 ポイント2倍キャンペーン 対象商品(~11/9)
  • ポイント 18pt
  • ご予約受付中
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ◆通常、発売日にウェブストアから出荷となります。
    ◆指定発売日のある商品は発売前日にウェブストアから出荷となります。
    ◆一部商品(取り寄せ扱い)は発送までに日数がかかります。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆表示の発売日や価格は変更になる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
    ◆ご予約品は別途配送となります。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ シンショ判/ページ数 240p
  • 商品コード 9784480077141
  • Cコード C0233

出版社内容情報

斎藤幸平氏 絶賛!

「脱成長が不可能だって? 反証がある。この本だ」



長期化する低成長、分断される世界、深刻化する気候変動。戦後日本の経済成長の条件であった労働力人口は減少、資源は枯渇し、待ったなしの環境問題に直面しつつある。資本主義はなぜ行き詰まるのか。持続可能な未来はいかにして可能か。「成長」を中心目標に掲げてきた経済学を根本から見なおし、際限なき利潤追求と再投資によって肥大化した経済システムを徹底解明。資本主義のからくりを読みとくマルクス経済学を手がかりに、一歩ずつ着実に社会を変えていく方法がここにある!


【目次】

はじめに



第一章 経済学の歴史――経済成長はいかにとらえられてきたか

経済学とはいかなる学問か/近代以前の経済とその変質/ポリティカル・エコノミーの成立/労働の学としてのポリティカル・エコノミー/古典派経済学にとっての「経済成長」/資本蓄積としての経済成長/マクロ経済学の成立



第二章 脱成長とは何か――経済成長概念の限界

経済成長の測り方/家事労働をどう考えるか―経済成長概念の限界①/国民経済という単位―経済成長概念の限界②/脱成長かGNDか/「反成長」でも「ゼロ成長」でもなく、脱成長を/脱成長の経済学としてのマルクス経済学



第三章 高度経済成長の条件――資本・労働・環境

経済成長の三つの条件/日本の高度経済成長/高度経済成長の影としての公害/日本におけるマルクス受容/マルクス経済学の帝国主義論/公害の政治経済学/エントロピーの経済学



第四章 低成長の時代――帝国主義的世界像の瓦解

ニクソンショックとオイルショック/帝国主義のあだ花としての「ジャパン・アズ・ナンバーワン」/情報化と金融化/グローバリゼーション/惑星規模の環境問題/公害の政治経済学の先へ



第五章 惑星の限界――プラネタリー・バウンダリー下での再生産

待ったなしの環境問題―プラネタリー・バウンダリーという考え方/再生産の考え方/再生産の拡大/資源制約と廃棄制約/資源制約が成長を押しとどめる?/廃棄制約は徐々に姿を現す/スループットと廃棄物処理過程を備えた再生産/プラネタリー・レベルの再生産/脱成長の必要性



第六章 脱成長論の基本構造

成長なくして利潤なし?―略奪による蓄積と利潤による蓄積/イノベーションは利潤の源泉ではない/労働力の搾取―労働者は企業に何を売り渡しているのか/「マルクスの基本定理」/二つの脱成長―利潤の追求と成長は別物/脱成長コミュニズム/脱成長市場経済―利潤の使い道をどうするか/脱成長へのルート/フローの社会化と商品の社会化



第七章 企業の価値を問いなおす――脱成長株式市場論

脱成長と株式市場は両立しうるか/株式とは何か/出資と貸付はどう違うか/創業者利得/割引現在価値/株価の理論値/株価はどうやって決まるのか/株式市場のルール/ESGインテグレーション―非財務情報を株価に反映する/成長にはコストがかかる/脱成長インテグレーション



第八章 貨幣の価値を問いなおす――脱成長貨幣論

貨幣の価値はどこからくるのか/貨幣の価値は貨幣の量で決まる?―貨幣数量説/貨幣の価値は国が決める?―表券貨幣説/貨幣の価値は商品の価値に由来する―商品貨幣説/

最近チェックした商品