出版社内容情報
いま、この、地域のために何ができるのか。
――本当の課題は何か?
――誰のための対策か?
目を覆いたくなるほど、地域が衰退している。
高齢化が進み、子供も減った。基盤産業も失われ、病院やスーパーマーケットさえ消えていく町から、さらに人がいなくなる。
この悪循環を食い止め、みんなにとっての豊かで幸せな暮らしを実現するには、どうしたらいいのか。
インバウンドの増加とサービス業の低賃金にたよる「観光立国」路線でも、地域ごとに異なるリソースの差を度外視した夢見がちな「先端産業育成」路線でもなく、本当に持続可能な日本の未来を理論に基づき提示する。
「地域衰退」は、こうしたら止められる。
【目次】
第1章 日本経済の衰退
第2章 「観光立国」路線の政治経済学
第3章 地域産業政策の理論と実践
第4章 協力と競争の地域経済
第5章 今後の地域経済政策の方向性
目次
第1章 日本経済の衰退
第2章 「観光立国」路線の政治経済学
第3章 地域産業政策の理論と実践
第4章 協力と競争の地域経済
第5章 今後の地域経済政策の方向性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
1.3manen
34
DEIの時代。包摂的地域産業政策(074頁~)。ビアン、ラボリーの理論は、柱が権利保障、供給、地域、そして、イノベーションである(075頁)。地域の存続という危機感が「地域経営会社」を生み出している。論者は、ハーシュマンや、レギュラシオニストのボワイエである(121頁)。また、八十二銀行は野辺山にて、サステナビリティ1号投資事業有限責任組合の出資、など、営農ソーラー事業を展開している(161頁)というのは、知らなかった。2025/11/18
よっち
26
地域が衰退する悪循環を食い止め、豊かで幸せな暮らしを実現するにはどうしたらいいのか。持続可能な方法を考察する1冊。世界経済における地位低下と歴史的円安、低下し続ける研究開発費という現状を解説して、格差が小さいことから採用された観光立国路線は必ずしも上手くいっていない現状。企業誘致には利害関係者と関与するプロセスが必要で、市町村や都道府県の特性を上手く組み合わせながら提案される解決策は、やや概念的だったり汎用性があるものではなかったですが、これまでの政策がどのような意図でなされてきたのかイメージできました。2025/11/04




