出版社内容情報
考えるとは否と言うことだ!
現在は、あの暗い時代とあまりに似ている――
二度の世界大戦を生きた思想家の言葉の魂にふれる決定版評伝。
アランは思想の体系化や理論化を嫌い、具体的なものを目の前にして語り、ノートを毎日持ち歩き、プロポ(哲学断片)を綴り続けた。名著『幸福論』を通じて広く親しまれてきた彼の哲学には、二度の世界大戦が影を落としている。戦争の愚劣さを体験するため、自らすすんで従軍し、危険な前線に立ったアラン。その言葉は、暗い現代を生きる私たちに何を投げかけているだろう。生涯と思想の断片をつなぎ、「考えるとは否と言うこと」というアランの声に〈いま〉耳を傾ける、第一級の評伝。
内容説明
アランは思想の体系化や理論化を嫌い、具体的なものを目の前にして語り、ノートを毎日持ち歩き、プロポ(哲学断片)を綴り続けた。名著『幸福論』を通じて広く親しまれてきた彼の哲学には、二度の世界大戦が影を落としている。戦争の愚劣さを体験するため、自らすすんで従軍し、危険な前線に立ったアラン。その言葉は、暗い現代を生きる私たちに何を投げかけているだろう。生涯と思想の断片をつなぎ、「考えるとは否と言うこと」というアランの声に〈いま〉耳を傾ける、第一級の評伝。
目次
第一章 〈共和国〉の申し子―アランの生と哲学
第二章 なぜプロポで語るのか
第三章 第一次世界大戦と『マルス 裁かれた戦争』(1921年)
第四章 鏡でしかない知性の時代へ
第五章 第二次世界大戦との戦い
第六章 煉獄の思想―人間はどれほどのことができるのか
著者等紹介
田中祐理子[タナカユリコ]
1973年埼玉県生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。専門は哲学・科学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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