ちくま新書<br> アラン―戦争と幸福の哲学

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ちくま新書
アラン―戦争と幸福の哲学

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480076885
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0210

出版社内容情報

考えるとは否と言うことだ!

現在は、あの暗い時代とあまりに似ている――

二度の世界大戦を生きた思想家の言葉の魂にふれる決定版評伝。



アランは思想の体系化や理論化を嫌い、具体的なものを目の前にして語り、ノートを毎日持ち歩き、プロポ(哲学断片)を綴り続けた。名著『幸福論』を通じて広く親しまれてきた彼の哲学には、二度の世界大戦が影を落としている。戦争の愚劣さを体験するため、自らすすんで従軍し、危険な前線に立ったアラン。その言葉は、暗い現代を生きる私たちに何を投げかけているだろう。生涯と思想の断片をつなぎ、「考えるとは否と言うこと」というアランの声に〈いま〉耳を傾ける、第一級の評伝。

内容説明

アランは思想の体系化や理論化を嫌い、具体的なものを目の前にして語り、ノートを毎日持ち歩き、プロポ(哲学断片)を綴り続けた。名著『幸福論』を通じて広く親しまれてきた彼の哲学には、二度の世界大戦が影を落としている。戦争の愚劣さを体験するため、自らすすんで従軍し、危険な前線に立ったアラン。その言葉は、暗い現代を生きる私たちに何を投げかけているだろう。生涯と思想の断片をつなぎ、「考えるとは否と言うこと」というアランの声に〈いま〉耳を傾ける、第一級の評伝。

目次

第一章 〈共和国〉の申し子―アランの生と哲学
第二章 なぜプロポで語るのか
第三章 第一次世界大戦と『マルス 裁かれた戦争』(1921年)
第四章 鏡でしかない知性の時代へ
第五章 第二次世界大戦との戦い
第六章 煉獄の思想―人間はどれほどのことができるのか

著者等紹介

田中祐理子[タナカユリコ]
1973年埼玉県生まれ。神戸大学大学院国際文化学研究科教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。専門は哲学・科学史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

122
「正しい理想や指導者に服従せよ」とする権威主義体制は、面倒な考える必要がないため歓迎される。しかし普仏戦争にドレフュス事件、第一次大戦と政治が服従を要求した果てに失敗する姿を見続けたアランは、懐疑主義に基づく合理的思考を重視する。一方的に正義や真理を決めつけず、自分で徹底的に考え抜かねばならないと。情に訴える政治が人類を支配すると、政治が提示する正義を疑いの眼差しで見る理性が失われると恐れた。しかし明日を見通せぬ時代、人びとはすがるものを求めてしまう。新しい戦前とされる今日、アランの考え方こそ必要なのだ。2025/08/17

sk

3
親切な入門書2025/07/27

Rick‘s cafe

2
短く親しみやすいプロポ形式で、深淵な哲学的思考を語る哲学者。アランのイメージは只その様なものである。しかし19世紀末から20世紀中期までの激動のフランスに生きた哲学教師が、ただ「面白くためになる」だけではないのは明白だった。本書では『マルス』を足がかりに第一次、第二次大戦期のアランの足取りと思想、並びに哲学と世界に対する厳しい視線を詳にしていく。ただ方法論的懐疑に落ち着くのではなく、常に何に対しても否を突きつけ、目を見開いて考え続けること。救いを求めながらも、それを良しとしない姿に心打たれる。2025/07/04

Go Extreme

2
https://claude.ai/public/artifacts/105cdfd0-47dd-450f-95e2-fbe100aef1b1 2025/07/02

ぽん

1
マルスが読みたくなる 幸福論でしか知らなかったアランの生涯、生きた時代、アランが伝えたかったことを100年越しに知ることができることに感動した2025/07/24

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