ちくま新書<br> 東アジア現代史

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東アジア現代史

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  • サイズ 新書判/ページ数 512p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480076670
  • NDC分類 220
  • Cコード C0222

出版社内容情報

鎖国から植民地化、幾度もの戦争を経て今なお残る冷戦構造──

近代化以降の東アジア地域を世界史の中で一望する、決定版通史!



「日本」「中国」「朝鮮」諸国を擁する東アジア世界は「鎖国」の終焉と共に近代化を迫られた。西洋列強の外圧の中で、植民地化や二度の大戦を経て、二一世紀の現代、劇的なまでの経済発展を達成している。一方で中国と朝鮮半島には今なお冷戦構造が残り、約二百年にわたるこれまでの歴史は、少子高齢化や安全保障にかかわる難問を投げかけている。協調と衝突を繰り返し突き進んできた過去を振り返り、未来につなげるための一冊。

『日中関係の基本構造──2つの問題点・9つの決定事項』『新訂 現代東アジアの政治と社会』を基礎とし、大幅に加筆。

内容説明

「日本」「中国」「朝鮮」諸国を擁する東アジア世界は「鎖国」の終焉と共に近代化を迫られた。西洋列強の外圧の中で、植民地化や二度の大戦を経て、二一世紀の現代、劇的なまでの経済発展を達成している。一方で中国と朝鮮半島には今なお冷戦構造が残り、約二百年にわたるこれまでの歴史は、少子高齢化や安全保障にかかわる難問を投げかけている。協調と衝突を繰り返し突き進んできた過去を振り返り、未来につなげる通史決定版。

目次

東アジアの地域的特徴
明治維新から日清戦争へ
韓国併合・辛亥革命と東アジアの変動
第一次世界大戦・ロシア革命と東アジア
日中戦争への道
日中戦争―戦争の東アジア(1)
太平洋戦争―戦争の東アジア(2)
東アジアの終戦と戦後処理
中国の内戦と朝鮮戦争
日本の高度成長と東アジア
日中国交正常化と東アジア国際関係の変容
東アジアの経済発展―政治と社会、相互関係の変容
共通化する少子高齢化問題
教育・格差問題
対立と共存関係の行方―歴史認識・領土をめぐる対立

著者等紹介

家近亮子[イエチカリョウコ]
敬愛大学国際学部特任名誉教授・放送大学客員教授。慶應義塾大学文学部東洋史学科・慶應義塾大学法学部政治学科卒業。慶應義塾大学法学研究科政治学専攻博士課程修了、博士(法学)。文部科学省教科用図書検定調査審議会委員などを経て現職。著書に『〓介石の外交戦略と日中戦争』(岩波書店、2012年、第8回樫山純三賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

20
鎖国から植民地化、幾度もの戦争を経て今なお残る冷戦構造。近代化以降の東アジア地域の協調と衝突を繰り返し突き進んできた過去を振り返り、未来に繋げるための1冊。鎖国の終焉と共に近代化を迫られ、植民地化や二度の大戦を経て劇的なまでの経済発展を遂げた日本、中国、朝鮮。アヘン戦争後の状況を見て西洋の技術に学んだ日本、韓国併合や辛亥革命から日中戦争・太平洋戦争への道、戦後処理と中国内戦・朝鮮戦争、経済発展と共通する少子高齢化・教育格差問題など、お互いに刺激し合いながら発展してきた関係性を改めて浮き彫りにしていました。2025/02/18

さとうしん

17
「現代史」とあるが、19世紀の「西洋の衝撃」以後の近代史の内容も扱う。個別の内容には食い足りない部分もあるが、触れなければいけない事項は一通り揃っており、日本も含めた東アジア地域の近現代史を概観し、歴史認識問題、台湾問題などについて考えるうえでの土台とするには充分だろう。歴史認識問題は通史部分で経過を押さえるほか、終盤で改めて議論されている。各国の人口問題や格差問題にも紙幅を割いているのが特徴か。2025/01/28

お抹茶

3
日中を中心にダイナミックな歴史を描いていく。著者が言うとおり一国史では描けない。近代以前の東アジアは制限的な対外政策をとっていたが,日本は精力的に貿易と情報収集を行い,中国の中華思想は平等な国家関係の確立を目指していた西洋諸国との摩擦を起こす。二・二六事件による天皇を中心とする軍国化と抗日運動の全国化は東アジア全体を巻き込む。同年の西安事件も重大な事件。日中国交正常化交渉での最大の問題は米中同様,台湾問題。経済発展と高学歴社会を実現し女性の社会進出も進んだが,旧態依然した家族主義というのは東アジア共通。2025/03/14

Go Extreme

3
歴史的背景: 地理的近接性ー近距離に位置→相互依存 心の距離ー人々の心の距離は遠い 近代化の速度の違い: 日本の近代化ー西洋列強を模倣・産業革命→近代化推進 中国と朝鮮ー伝統的支配体制を維持→日本の対外拡張政策に巻き込まれた 冷戦の影響: ソ連とアメリカの勢力争い→緊張 歴史的な封鎖ー西洋の衝撃で開国 洋務運動と変法運動: 洋務運動の発展ー外国からの介入 変法運動ー 清朝末期・日本留学 日中戦争: 国共内戦勃発 戦後政治的緊張 現代の経済と社会: 経済力の増大 社会的課題ー教育の格差や少子高齢化・環境問題2025/01/29

kentake

1
日本の歴史を考える上で、朝鮮や中国との関係は大切であるが、これらの国の歴史は日本史ではなく世界史の中で扱われている。特に明治以降の東アジアは、 各国が密接に関わり合いながらそれぞれの歴史を刻んできており、全体像を明らかにするためには、各国の歴史を包括的に把握する必要がある。 本書はこのような観点から、明治以降の主要な時代区分毎に、東アジア全体の動きが横並びで記述されており、わかりやすい。 日本では現在少子化が社会問題となっているが、韓 国や中国でも似たような経緯を経て同様の課題が生じている点など興味深い。2025/03/08

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