ちくま新書<br> アフリカ哲学全史

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アフリカ哲学全史

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  • サイズ 新書判/ページ数 480p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480076366
  • NDC分類 139
  • Cコード C0210

出版社内容情報

サハラ以南のアフリカ、カリブ海諸国の哲学と欧米でのアフリカ人の哲学を解説する日本初の入門書。従来の哲学を相対化し、複数世界に共通する思考を解明する。

内容説明

アフリカ哲学は、北アフリカのイスラム文化に基づく哲学、サハラ以南地域の哲学、アフリカ大陸の外で発展したアフリカーナ哲学に分けられ、アフリカーナ哲学はカリブ海の島々で発展した哲学も含む。本書は日本初のアフリカ哲学の入門書として、サハラ以南のアフリカ、カリブ海諸国で展開された哲学、アフリカ大陸における哲学に影響を及ぼしたアメリカやヨーロッパでのアフリカ人の哲学を解説。これまでの哲学を相対化し、複数の世界に共通する人間の思考のあり方を解明する試み。

目次

序章 アフリカ哲学への誘い
1 歴史篇―アフリカ哲学全史(アフリカ哲学史1 古代からキリスト教哲学へ;アフリカ哲学史2 前植民地期から反植民地闘争へ;アフリカ哲学史3 西洋の植民地主義と人種主義の哲学;アフリカ哲学史4 反植民地主義闘争と汎アフリカ主義の哲学;アフリカ哲学史5 汎アフリカ会議からハーレム・ルネサンスへ―哲学としての音楽;アフリカ哲学史6 ネグリチュード運動;アフリカ哲学史7 ファノンとカブラル)
2 テーマ篇―現代哲学への視角(現代の哲学1 エスノフィロソフィーとその批判;現代の哲学2 アパルトヘイトの超克―ガンディーとファノンからビコとマンデラへ;現代の哲学3 赦しとウブントゥ;現代の哲学4 現代哲学における重要な哲学者;現代の哲学5 世界に問いかけるアフリカ哲学)

著者等紹介

河野哲也[コウノテツヤ]
1963年生まれ。立教大学文学部教育学科教授。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程哲学専攻修了。博士(哲学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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榊原 香織

132
アフリカと哲学てミスマッチな、と題名見て思ってしまいました。 日本初の入門書だそうです。 黒人思想史になってしまっている感はありますが、これから期待。 ヨルバ語、アカン語から切り込むと、認識論にあたらしい地平が開けるかも 2024/10/07

owlsoul

12
「人は、他の人たちを通して人になる」「あなた一人では野生動物と変わらない」というアフリカ諸国に共通する発想は、個人主義的な西洋の人間観とは大きく異なる。他者との関係によって自己が成立するという価値観は、共同性の維持を第一に考え、争いは報復ではなく修復によって解決されるべきとする。報復としての死刑を容認する価値観は、特定の人々を人間の枠から排除する傾向を持っており、それは根源的には人種主義と同一のものである。人種主義は、植民地政策を正当化するために生まれた思想である。ゆえに、それを改変することは哲学の課題だ2024/10/27

BlurMatsuo

3
「アフリカに哲学はあるのか」「アフリカ的哲学とはなにか」今では東洋哲学やアメリカ哲学が存在感を示しているとは言え、古代ギリシャ哲学から哲学は西洋哲学のことを指すと何の疑問もなく考えるそのバイアスを振り払ってくれる。エジプト哲学から発祥し、アフリカの民族社会における人間、社会の思想、ネグリチュードから影響を受けて広がった汎アフリカ主義、戦後の独立を経て反証される現代哲学。ひとまず大きな流れを理解できる。現在も続く人種主義を無意識に孕む西洋哲学、明治維新後、西洋化で植民地主義に陥った日本の哲学について考えた。2024/08/13

KATSUOBUSHIMUSHI

2
ドリス・レッシングの「シカスタ」を読んでいて、思想的な位置づけが知りたくなったので並行して読んでみた。読み終わったら小説の世界観から西欧批判までアフリカ的な思想が反映されていることがよくわかってスッキリした。アフリカ哲学による西洋哲学の脱構築の部分では中田考が「イスラームの論理」でイスラームの思想を現代哲学と接続しようとしているところを思い出した。植民地主義批判や、ヨルバ人の真理概念は、SNSの陰謀論やイデオロギーから距離を置くためにも役に立つと思った。西洋哲学それ自体に批判的な視点が刺激的な一冊でした。2025/02/04

takao

2
ふむ2024/09/12

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