出版社内容情報
会議や雑談の場、SNSでは言葉の選び方、ワードセンスが決め手。人を絶対に悪い気にさせない、場を温め、共感を集めるちょっとした一言、返し方の技を学ぼう。
内容説明
会話の中で、イヤなことを言われた時、気まずい雰囲気になった時などの切り返し方には、その人のセンス、人間性が現れる。嫌味にならない、あるいは場の雰囲気をこわさない、共感を集める言葉の選び方、言い換え術を学ぼう。雑談の中でも、あるいはSNSでも、ちょっとした一言で印象は大きく変わる。芸人や有名人、映画のタイトル、CMのコピー、文学作品等に学んだり、クイズを解いたりすることで、自然にワードセンスを磨いていける。
目次
第1章 「ワードセンス」の効用を知ろう
第2章 「ワードセンス」を磨くための心構え
第3章 「ワードセンス」の磨き方~練習編
第4章 「ワードセンス」の小技
第5章 シーン別「ワードセンス」のある切り返し方
第6章 文学作品にみる高度な「ワードセンス」
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒。同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーに。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すだち
43
ワードセンスは運動能力と同じ。訓練で磨かれる。端的に本質をつかみ、時代とともに更新する。コピーはワードセンスの極み。「そうだ、京都行こう」「ピッカピカの1年生」など。有吉さんがつけたあだ名がうますぎ。「はるな愛=コスプレおじさん」「高橋英樹=迫り来る顔面」「麻生太郎=エヘン虫」など。あだ名は面白ければ面白いほど本人の逆鱗に触れる可能性大で要注意。周りの人にこんなあだ名をつけられたら人生楽しいだろうなと頭をひねったけどとんと思いつかず。いいねを集めなくても身近な所で楽しめればいいね。いつも心にユーモアを。2024/03/31
メチコ
11
己のワードセンスに磨きをかけるために手に取ってみましたが、「こ、これや~っ!」とか「これは使えるぞい」といった感じに私の脳を刺激するほどのインパクトのある内容ではなかったかな。 最終的に残った感想としては、著者はバイキング小峠さんのことが大好きなんだな…ということですかね。(わかる)2024/04/24
ヨハネス
8
国語の先生のイメージだったが英語も教えていると知って驚いた。本筋と無関係だけど。「いいね」どころかスベってもいい、その経験が貴重なトレーニングになるから、に勇気づけられた。「~学」をつけると箔がつく、などの小技紹介は実践的。ワードセンスのある有名人の切り返し方例はみな面白い。水原一平氏の訳し方は素晴らしい才能と感心した矢先にとんでもないニュースが入り、残念でたまらない。こんな逸材が。2024/03/24
黒頭巾ちゃん
4
▼●力とするとポジティブになる?●はネガティブでもよい→鈍感力、四面楚歌力等▼●学と学をつけると箔が付く→整理学等▼文章 +感→こいつには勝てない感▼悪魔の+●→●が強調される▼長いタイトル▼「そして」を付けて余韻をつける→そして僕は途方に暮れる▼●と●。とで抽象概念をつけると格好よくなる→傲慢と偏見▼有名なもの同士をくっつける→勝手にシンドバッド▼命令形を頭につける▼倒置法→飾りじゃないのよ涙は▼文語体→なきにしもあらず、憤懣やる方なし、過ぎたるは及ばざるが如し等▼定型文→人生で必要なことは●で学んだ等2024/04/13
葵上
4
表題のとおり、いいね!と言いたくなる内容です。 「言霊の幸わう国」が最後に登場したのは、福山雅治ファンとしてはテンション上がる1冊。 先生に届くなら、福山雅治のワードセンスも取り上げてほしかった。歌詞もラジオもワードセンスあふれる生き方も。ワードセンス実用編として自分で分析してみよう。2024/02/07