ちくま新書<br> ルポ高学歴発達障害

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ちくま新書
ルポ高学歴発達障害

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  • サイズ 新書判/ページ数 192p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480075826
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0295

出版社内容情報

エリートなのに仕事ができない――理解が得られにくい不条理に自身も発達障害者であるライターが、当事者、大学教員、精神科医、支援団体への取材を通じて迫る。

内容説明

「ケアレスミスが多い」「人間関係がうまくいかない」―生活や仕事上で問題を抱える「大人の発達障害」が注目を集めて久しい。実はその中に「高学歴でありながら、発達障害を抱えている人」が少なからず存在する。「エリート」のイメージと「障害」の実情の狭間で理解が得られず、周囲と自分を比べては落ち込み、アイデンティティの葛藤を抱える…。当事者、大学教員、精神科医、支援団体への取材を通じて、発達障害が取りざたされる背景にある「異質であること」「非効率的であること」に不寛容な社会の姿を浮かび上がらせる。

目次

第1章 発達障害とはどのようなものか
第2章 高学歴発達障害が抱える不条理(理解を得られずすべり落ちていく 大石幸太郎さん(26歳)早稲田大学政治経済学部卒業
同級生と比べて落ち込んでしまう 村上優子さん(30歳)大阪大学外国語学部卒業
人としての“合格ライン”が上がってしまう感じ 石川真里さん(28歳)東京大学法学部卒業、公共政策大学院修了
よりうまく生きていくための居場所 湯浅智昭さん(29歳)早稲田大学国際教養学部卒業
脚本家になって同級生たちの態度が一変 前園佳奈さん(33歳)慶應義塾大学文学部卒業)
第3章 発達障害当事者の大学准教授が見た大学―京都府立大学文学部准教授 横道誠さん
第4章 アイデンティティと現代社会と発達障害―精神科医 熊代亨さん
第5章 当事者に対する支援の取り組み(学生たちと作り上げる、学生のための支援 筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局 佐々木銀河さん;門戸は広がっている 株式会社Kaien代表取締役 鈴木慶太さん)

著者等紹介

姫野桂[ヒメノケイ]
フリーライター。1987年生まれ。宮崎県宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒業。専門は社会問題や生きづらさ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

75
【高学歴なのに、仕事ができない】高学歴の発達障害者が少なからず存在し、彼らはイメージと実際の狭間で葛藤している。自身も発達障害者である著者が、理解が得られにくい現状に対して、取材を通じて迫った新書。「あとがき」で、<「マイノリティ」や「マジョリティ」と言っても、ひとりひとりには個別の人生の事情がある。「発達障害者にはこの支援」と決め込むのではなく、その人に合った個別の支援が必要なのだ。通り一遍の「理解」ばかりではなく、それぞれの事情にも目を向けていくべきだし、この本がその契機となってくれたら嬉しい>と。⇒2024/01/30

よっち

37
生活や仕事上で問題を抱える大人の発達障害が注目を集める中で、高学歴でありながら発達障害を抱えている人が少なからず存在している。当事者たちへの取材を通じて不寛容な社会の姿を浮かび上がらせる一冊。高学歴であるがゆえに発達障害と認められなかったり、順調に出世する同期たちと自分を比較したり、アイデンティティが負い目に変わったり。学生の間はよくても、社会人になるとコミュニケーションや自分の判断で動く難しさから苦しむケースにどう向き合うのか。周囲の配慮も必要ですけど、カミングアウトする難しさもありそうな気がしました。2023/10/28

おいしゃん

28
本書に出てくる人々の、生きにくさや劣等感に強く共感。当事者だけでなく、研究者や医師、支援の側など色々な所見も勇気づけられる。現状がどうあれ、自分の生きてきたバックボーンは大事にしていきたい。2023/11/03

海燕

26
程度の差はあれ、多くの人が発達障害の症状・特徴を有していると、他の本で読んだことがある。自分自身、少し当てはまる部分があると自覚してもいる。本書の前半は高偏差値とされる大学を出ながら、就職後うまくいかなかった人へのインタビューが中心。勉強ができた人は、自分はもっとできるんだという自認と、周囲からの低い評価とのギャップに悩む。昭和の時代は、今だと特別支援学級に入るような子も一緒にやっていて、そういうものだと皆も思っていたのが、現在は発達障害という枠ができてふるいにかけられている。障害への理解が必要だ。2023/11/16

Francis

17
本屋で手に取って読んでみたら面白そうだったので購入してすぐに読んだ。「大人のギフテッド」などギフテッドに近い悩みを抱えているのかなと感じたり、ギフテッドとも違った苦しみがある事もうかがえた。私も身体障害者であり、そして発達障害に似た症状があるように最近感じているので他人事とは思えなかった。正直まだ日本は生涯など他の人とちょっとでも違ったり「普通」でなかったりすると生きづらい社会なのだな、と思う。もっともその「普通」と言う考え方にもモヤモヤした思いを感じてしまうのですけれども。2023/10/15

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