出版社内容情報
子ども期の逆境体験ACEは心と身体を蝕み、その後の人生の病気・低学歴・失業・貧困・孤立等様々な困難に結びつく。サバイバーが不利にならない社会を考える。
内容説明
子ども期の逆境体験、ACE(=AdverseChildhoodExperience)は、その後の人生での病気・低学歴・失業・貧困・孤立など様々な困難と関連することがわかってきた。自分の子どもを不適切に養育する傾向もあり、その影響が次世代に及ぶ可能性も見えてきた。本書では、データを基に実態を明らかにし、彼らが生きやすく、不利にならない社会にするためにはどうしたらいいかを提起する。
目次
序章 人生に傷を残すACE
第1章 ACEの心身への影響
第2章 ACEの社会経済的地位への影響
第3章 ACEの人間関係への影響
第4章 ACEによる悪影響を断ち切るには
第5章 ACEサバイバーが語る人生
終章 ACEサバイバーが不利にならない社会へ
著者等紹介
三谷はるよ[ミタニハルヨ]
龍谷大学社会学部准教授。2014年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。大阪大学大学院助教、龍谷大学社会学部専任講師を経て、2020年から現職。第3回福祉社会学会賞奨励賞(2015年)、第15回日本NPO学会賞林雄二郎賞(2017年)を受賞。専門は、福祉社会学、家族社会学。福祉・家族・子どもをめぐる問題や実践について、社会調査による実証研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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どんぐり
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も