出版社内容情報
「近くでいい居酒屋知らない?」ついていったらマルチだった。毎日新聞の記者が、謎の「事業家集団」の実態に迫るルポルタージュ。
内容説明
二〇二一年春。高円寺の駅前で、道行くひとに「いい居酒屋知らない?」と声をかけまくる男二人がいた。東京に異動してきたばかりの著者は、誘いに応じてついていく。そこから浮かび上がったのは、マルチまがいの手法で金を巻き上げる「事業家集団」と呼ばれる組織の存在だった。毎日新聞記者が、被害の実例や組織内部の資料から、脱法マルチの実態に迫るルポルタージュ。
目次
第1章 ついていったらマルチ(いい居酒屋知らない?;Nとの出会い ほか)
第2章 マルチ商法とはなにか(マルチ商法の定義;マイルは特定利益か ほか)
第3章 被害の実例(成人を境に増える被害;三〇代の元構成員 ほか)
第4章 組織の仕組み(構成員;九系列五〇人 ほか)
第5章 最強のマルチ(秘密主義と権威主義;メールを入手 ほか)
著者等紹介
小鍜冶孝志[コカジタカシ]
立命館大学産業社会学部卒。2016年、毎日新聞入社。盛岡支局、東京地方部を経て、くらし医療部に所属。盛岡支局では、釜石津波訴訟、三陸鉄道など東日本大震災の被災地を取材。19年、岩手県立博物館で、重要文化財を含む100点超の金属製文化財が無断で切り取られ、隠蔽されていたことを特報。現在は厚生労働省を担当し、新型コロナウイルス感染症のほか、子ども政策などを取材。22年に連載記事「ついていったらマルチ」を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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