ちくま新書<br> 地形で見る江戸・東京発展史

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ちくま新書
地形で見る江戸・東京発展史

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  • サイズ 新書判/ページ数 292p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480075178
  • NDC分類 213.6
  • Cコード C0225

出版社内容情報

江戸・東京の古今の地図から、自然地形に逆らわない町づくりの歴史が鮮やかに見えてくる。河川・水道・道路・鉄道などのインフラ発展史をビジュアルに読み解く。

内容説明

等高線と赤色立体地図を通じて江戸・東京を見ると、地形を変える都市改造もあったが、基本は自然地形を活かしたまちづくりがなされてきたことがわかる。明治以降の東京は、その時々の経済や社会などの環境変化を反映しながら大きく姿を変え続けてきたが、東京の市街の主な骨格は、江戸時代から引き継がれ、現代に至っているのだ。古今の地図で確認できる土地利用の変化から、河川・水道・道路・鉄道などインフラ発展の歴史を叙述しつつ、江戸・東京の発展プロセスを図解する。

目次

1 近世(もともとの江戸・東京;地形を活かした江戸と江戸城;上水と地形;地震・水害・大火と地形)
2 近現代(江戸を受け継いだ東京;鉄道発展の時代;人口増加とインフラの整備;多摩の工業と住宅)

著者等紹介

鈴木浩三[スズキコウゾウ]
1960年東京生まれ。中央大学法学部卒。筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻修了。博士(経営学)。東京都水道局中央支所長。経済史家。主に経済・経営の視点から近世を研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

109
江戸の都市計画に関する本は多いが、ほとんどは歴史の専門家が都市防衛や防災など政治の立場から分析したものだ。東京の水道行政に携わる実務担当者が書いた本書は、この大都市が家康の時代から一貫して地形に逆らわず発展してきた軌跡を描き出す。技術も動力もなかったので当然だが、だからこそ天下の中心を築くべく知恵を絞った。有名な大火は尾根筋を伝わって延焼し高低差が低地部分を焼いたが、その高低を利用して上水を引き、谷筋に沿って濠を掘削し水路を張り巡らした。そうした社会インフラ整備の上に、今日の東京があるのだと教えてくれる。2023/02/05

佐島楓

71
先人たちがどう江戸および東京を作っていったか、地形の変遷から探ったもの。明暦の大火をはじめとする大火事の延焼ルートが詳しく解説してあって恐ろしかった。こういった歴史的な知見を導入することで、現代の防災につながればいいと思う。2022/11/28

kk

24
図書館本。江戸・東京430年の歩みを、特に自然地形との関係に注目しながら丁寧に解説してくれる一冊。災害と地形の関わりや復興による市街の変容、上水道敷設に際しての工夫などにも話題が及びます。開府以来の先人達の苦労と智慧が偲ばれます。話の要所要所でこまめに地図を載せてくれているのもナイス。街マニア的には楽しい読書体験となりました。2023/04/06

bapaksejahtera

14
鈴木理生氏と同じく東京都職員出身の研究者。本書では近世から今日までの東京の都市発展史を、地形をキーワードに鳥瞰する。外堀完成迄の江戸築城、その後の利根川東遷は東京の姿を大きく変えたが、日本橋京橋など古町を構成した江戸前島は、家康の天下普請以前、鎌倉円覚寺領であった物をいわば違法に開発に着手した物。その地名が以後長く公言を控えられたとの記述が興味を引く。大火地震等の災害や鉄道住宅発展歴史等面白いが、著者の専門である水道について江戸の上水道が明治30年まで利用され、かつ近代水道も長く自然流下が基調であった由。2023/11/04

mam’selle

12
東京都の水道局に現役で勤める方が書かれたリアリティのある、江戸・東京発展史という感じでした。高層ビルやマンションなど地形がわかりづらい東京都区部を中心に、古地図や古文書と、明治期以降の測量地図を丹念に検証しながら時代の変遷が語られて。地理が好きな自分には、とてもワクワクさせられる本でした。時間を空けて再読したい。2023/01/08

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