ちくま新書<br> 超訳 芭蕉百句

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ちくま新書
超訳 芭蕉百句

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074812
  • NDC分類 911.32
  • Cコード C0295

出版社内容情報



嵐山 光三郎[アラシヤマ コウザブロウ]
著・文・その他

内容説明

いまや日本の誰もが知っていて、神格化すらされている俳聖松尾芭蕉。だが、その実像を我々は本当に知っているのだろうか。『悪党芭蕉』『芭蕉という修羅』などの一連の芭蕉評論で、これまでに知られてこなかった芭蕉の姿を描き出した著者が、代表句百句を選りすぐり、タブーとされてきた衆道の側面や隠密としての行動を明らかにしつつ、虚実が分かちがたく絡み合う芭蕉の俳句ならではの魅力を探る。著者一流の独特な視点と軽妙な文体による「超訳」によって松尾芭蕉の実像に迫る。

目次

第1章 伊賀の少年は江戸をめざす―春やこし年や行けん小晦日(宗房)
第2章 深川へ隠棲した本当の理由―夜ル竊ニ虫は月下の栗を穿ッ(桃青)
第3章 古池とは何か―古池や蛙飛こむ水の音(芭蕉)
第4章 『笈の小文』は禁断の旅である―冬の日や馬上に氷る影法師(芭蕉)
第5章 『ほそ道』紀行を決意する―蛙のからに身を入るる声(芭蕉)
第6章 「あやめふく日」仙台に入る―あやめ草足に結ん草鞋の緒(芭蕉)
第7章 幻視する内面の宇宙―荒海や佐渡によこたふ天河(芭蕉)
第8章 こころざしは高くやさしい言葉で―初しぐれ猿も小蓑をほしげ也(芭蕉)

著者等紹介

嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年静岡県生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』(のちに『芭蕉紀行』に改題)によりJTB紀行文学大賞受賞。新たな芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masakazu Fujino

11
非常に面白かった。芭蕉の句をこんな風に鑑賞し、表現できるなんて。初めて知ったことも多く、やはり文学も当時の社会や政治・経済と結びつけて考えていかなければ、何も見えてこないし、つまらないものになると思った。2023/03/23

マカロニ マカロン

8
個人の感想です:A-。正直なところ、私は俳句の良さが理解できない。17音の中に季語で2~5音取られると残り12音~15音で情景描写って、想像力に委ねすぎでしょ!と思ってしまうのだ。本書は芭蕉の深川転居の謎解きが書かれていることに興味を持って読んだ。また、芭蕉が少年期から死ぬ間際までゲイ指向であったことが書かれていてこの2点がとても面白かった。また『奥の細道』での幕府隠密としての行程を細かく解説しているのも興味深かった。江戸での住居が日本橋・関口➡深川と3カ所あり、聖地巡礼を企画してみたいと思った2023/02/08

アメヲトコ

6
22年9月刊。松尾芭蕉の生涯をたどりながら、彼の句から百を選んで嵐山流の解釈を試みた一冊。これまでの芭蕉もの(『芭蕉紀行』『悪党芭蕉』『芭蕉という修羅』)のエッセンスをまとめたような内容です。2022/09/15

dowalf

5
奥の細道、ちゃんと目を通したことは無いのですが、この「超訳」をはじめに読んでしまったために、一句一句に芭蕉の様々な感慨を想像してしまいそうです。2023/02/11

kana0202

4
古典文学は足で読む、イイ言葉。目次に句があるのもイイ。入門としても最適。観念の旅をする芭蕉。インターテクスチュアリティと引用の美学。テクストとしての風景か。いまでは芭蕉の歩いた地を歩く人も多いわけで、そこで詠むことでさらにテクストがもつれ合う。2022/09/20

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