ちくま新書<br> 縄文と世界遺産―人類史における普遍的価値を問う

個数:
電子版価格
¥880
  • 電子版あり

ちくま新書
縄文と世界遺産―人類史における普遍的価値を問う

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月25日 02時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480074720
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0221

出版社内容情報

2021年、「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産になった。世界は「縄文」をどう評価したか。他地域との比較を通して「縄文文化」の普遍的価値を問い直す。

内容説明

二〇二一年七月「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に加わった。日本列島に存在した「縄文文化」のうち、なぜ限られた地域の遺跡群が世界遺産に選ばれたのか。東北地方を研究対象とし、今回の世界遺産登録にも携わった考古学者が、海外にある同時代の世界遺産との比較などを通して「縄文」を新たな視点から読み解く。さらに、世界遺産というプロジェクトが体現する文化多様性の視点から、「縄文」の人類史における普遍的価値について考える。

目次

第1章 縄文を問い直す(問題の所在;縄文遺跡群と世界遺産;「縄文文化」を考える;「縄文文化」論に向けて)
第2章 先史遺跡と世界遺産(世界遺産のイメージ;世界遺産に選ばれるまでのプロセス;先史時代の遺跡を世界遺産にするということ;地下遺構と世界遺産;縄文遺跡群と景観;考古遺物と世界遺産)
第3章 世界の先史時代との比較(比較の視点;世界遺産一覧表における縄文遺跡群;西アジアとの比較;ヨーロッパとの比較;アメリカとの比較;東アジアとの比較)
第4章 縄文遺跡群と「縄文文化」(世界遺産と文化多様性;「縄文文化」の複層性と多様性;「北海道・北東北の縄文遺跡群」;過去の文化への眼差し)

著者等紹介

根岸洋[ネギシヨウ]
1979年秋田県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科准教授。2002年、東京大学文学部卒業。2010年、東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻博士課程単位取得満期退学、同年博士(文学)取得。青森県教育庁文化財保護課文化財保護主事、国際教養大学助教・准教授を経て2021年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chietaro

8
日本や世界の他の地域の先史時代と、北海道・北東北の縄文遺跡群との比較、新たな見方を得たと感じました。津軽海峡を跨いで伝播したものについてはロマンを感じます。三内丸山遺跡は行ったので、独特な文化に触れることができて嬉しいです。2023/03/18

いくら丼

5
伊勢堂岱遺跡のお土産。うわああ、見よこの充実した参考文献の数々、すごい、すごい! 私は94年生まれで、丁度UNESCOでグローバルストラテジーが採用された年から生きているので、当たり前のように受け入れたし、文化的多様性にも馴染みがある。でも、「文化」の見方も昔は違ったわけだな。まして、せか検などで多少なりとも特殊な訓練(?)を受けていない一般の人の理解度や、日本という国主体での視点になると、世界遺産の見え方も違っているわけだ。私は「世界遺産には北海道・北東北以外も入れるべき」みたいに言われても、逆に困惑↓2023/07/13

cocomero

2
縄文と呼ばれる過去の事象は、世界的視野のもとに眺めてみれば、どのように位置けられ、どのような特性を有しているか。なかでも、世界遺産リスト記載条件として、どのようなところが、どのように顕著な普遍的価値を持つか。北海道・北東北の縄文遺跡群という、世界遺産リスト記載済みの資産を事例に論じられる。資産の独自性は、類似形態の他資産との比較を通して明らかになるわけだが、その場合、当の独自性のなかに、果たして世界に通用する普遍性をみいだすことができるかが問われる。それこそ、多様性を謳う世界遺産で肝となるところだからだ。2022/08/31

takao

1
ふむ2023/07/05

Akira Yoneyama

1
縄文時代の生活や文化を知りたかったが、どうして世界遺産に登録されたかの解説が本書の目的でありその点があまり参考にならなかった。2023/05/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19479226
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品